魚と設備を毎日確認する
毎日の確認は、設備から始められます。フィルターは動いているか、水温計はいつもの温度を示しているか、ヒーターが必要な水槽では正常に動いているかを見ます。水の外にあるコードや接続部は、乾いていて傷がない状態にしておきましょう。次に、魚が普段どおりに呼吸し、泳ぎ、餌を食べているかを観察します。いつも群れで泳ぐ魚が急に離れて過ごすようになった場合も、毎日見ていれば気づきやすくなります。
水槽自体にも手がかりがあります。底に餌の食べ残しがたまる、水が濁る、いつもと違うにおいがする、藻が急に大幅に増えるといった場合は、餌の与え方を見直し、水質を測りましょう。水が澄んでいても、水質が適切とは限りません。アンモニアと亜硝酸塩は目に見えないためです。簡単な記録を残すと、数日間の変化を追いやすくなります。
定期的に水質を測り、変化があれば再検査する
魚は水中にアンモニアを排出します。正常に働くフィルターでは、バクテリアがアンモニアを、同じく有害な亜硝酸塩に変え、さらに急性の害が比較的小さい硝酸塩に変えます。アンモニアと亜硝酸塩を測れば、フィルターが水槽内の排せつ物などを処理できているか確認できます。どちらも適切な検査キットで検出されない状態が望まれます。硝酸塩の測定値からは、換水をしていても硝酸塩がたまりすぎていないか分かります。
新しい魚を入れた後、フィルターが止まった後、餌を与えすぎた後、魚の行動が変わったときは、水質を普段より頻繁に測りましょう。測定結果を水温とともに記録し、必要に応じてpH値や硬度も記録します。複数回の結果を比べると、数値が上がっているか下がっているか分かりやすくなります。アンモニアや亜硝酸塩が検出されたら、適切に準備した水ですぐに部分換水を行い、その後も測定を続けてください。検出が続く場合は、原因を調べるために専門家に相談しましょう。
水温の急変を避けて部分換水する
定期的な部分換水は、フィルターを使っていても水中にたまる物質を薄めます。入れ替える水の量は、水槽の容量、魚の種類と数、水質の測定結果によって変わります。通常の部分換水なら、魚は水槽に入れたままでかまいません。ホースで水を吸い出すときに、底にたまった汚れも取り除けます。砂利や砂をすべて取り出したり、植物を全部抜いたりする必要はありません。
塩素とクロラミンは消毒に使われる物質で、地域の水道水に含まれる場合があります。含まれている場合は、水槽に入れる前に、それらに対応した水質調整剤で水を処理しましょう。新しい水の温度は、水槽の水温に近づけます。水を抜く前に、ヒーターとフィルターポンプの説明書に従って電源プラグを抜いてください。水位がヒーターより下がる前に、説明書の指示どおりヒーターを冷まします。ポンプは水がない状態で運転しないでください。役立つバクテリアが付着しているフィルターの中身(ろ材)は、作業中も水槽の水で湿った状態に保ちます。水を入れ終えたら、説明書に従って機器を再び接続し、運転を再開しましょう。その後、フィルターに水が流れていることと、水温が適切なことを確認します。アンモニアや亜硝酸塩が急に検出された場合は、適切に準備した水ですぐに部分換水を行ってください。
役立つバクテリアを守りながらフィルターを掃除する
フィルターには2つの役割があります。水中の細かな汚れを捕らえることと、アンモニアや亜硝酸塩を分解するバクテリアのすみかになることです。フィルター内のろ材に汚れが詰まり、水の流れが弱くなったら、水槽から取り出しておいた水の中で軽くすすげます。これにより、役立つバクテリアの一部を残しながら汚れを落とせます。
蛇口から出したままの水や、すべての微生物を取り除こうとする徹底的な洗浄は、役立つフィルター内のバクテリアにも害を与えることがあります。インペラーと呼ばれるポンプの回転部品と、吸水口も確認しましょう。そこに汚れがたまると、水の流れを妨げます。フィルターの作業後は、水質をもう一度測りましょう。ポンプが止まると、水の動きと、バクテリアによる汚れの分解が急速に低下することがあります。止まった原因をすぐに確認してください。
水槽の魚に合った餌を選ぶ
普段与える主食は、魚の種類に合ったものを選びます。水面付近、中層、底で餌を食べる魚には、それぞれが食べる場所に届く異なる形の餌が必要な場合があります。夜行性の魚の中には、消灯してから食べる種類もいます。量は、魚が実際に食べる分を目安にしましょう。食べ残しがいつも残ると水を汚すため、量や与え方を調整します。
魚の種類によっては、主食に適した植物性の餌や、完全に解凍した冷凍餌を加えられます。その分も、与える餌の総量に含めます。旅行に出るときは、餌の量と時間を書き留め、魚と設備を毎日確認してくれる人に世話を頼みましょう。留守中に水中で餌を放出する固形の餌ブロックだけでは、確実な世話にはなりません。短時間で餌が出すぎて、水中で腐ることがあります。
体調が気になるときは魚と飼育環境を確認する
呼吸が変わったり、水面で繰り返し苦しそうに口をぱくぱくさせたりする場合は、注意が必要です。体を傾けて泳ぐ、ひれを体にぴったり付けたままでいる、体に白い点が現れる、皮膚に傷がある、急に餌を食べなくなるといった兆候にも気をつけましょう。もともと時々水面で空気を吸う種類もいるため、普段の行動から明らかに変わったかを見ましょう。まず、水温、アンモニア、亜硝酸塩、飼っている魚に必要なほかの水質項目を確認します。
原因を確かめずに薬を使うと、ほかの魚やフィルター内の役立つバクテリアに害を与えることがあります。呼吸が明らかに苦しそうな場合や、ひどく弱っている場合は、魚を診られる獣医師にすぐ診てもらってください。それほど急を要しない症状でも、続く場合は診てもらいましょう。新しい魚を入れた日、餌を変えた日、設備や水を変えた日を記録しておくと、原因を探す助けになります。世話を代わる人が緊急連絡先、餌の量、フィルターとヒーターの説明書をすぐ見つけられるようにしておきましょう。
よくある質問
換水のたびにフィルターを徹底的に洗ったほうがよいですか?
いいえ。フィルター内のバクテリアは水質を保つ働きをしています。水の流れが弱くなったら、取り出しておいた水槽の水でろ材を軽くすすぎましょう。
亜硝酸塩が急に検出されたら、どうすればよいですか?
亜硝酸塩は魚に有害です。適切に準備した水ですぐに部分換水を行い、その後も測定を続けて原因を調べてください。魚に体調不良の兆候がある場合は、魚を診られる獣医師にも相談しましょう。
出典・写真クレジット
- Choosing an aquarium for pet fishRSPCA魚と設備を毎日確認する · 定期的に水質を測り、変化があれば再検査する · 水温の急変を避けて部分換水する · 役立つバクテリアを守りながらフィルターを掃除する · 体調が気になるときは魚と飼育環境を確認する
- Pet fish healthRSPCA魚と設備を毎日確認する · 定期的に水質を測り、変化があれば再検査する · 体調が気になるときは魚と飼育環境を確認する
- What to feed your fishRSPCA水槽の魚に合った餌を選ぶ · 体調が気になるときは魚と飼育環境を確認する
- Keeping pet fish togetherRSPCA魚と設備を毎日確認する
- Aquarium Cleaning ChecklistAqueon水温の急変を避けて部分換水する · 役立つバクテリアを守りながらフィルターを掃除する
- Fluval M Heater InstructionsFluval水温の急変を避けて部分換水する
写真の出典
写真: Freshwater aquarium · Ranjith-chemmad · CC BY-SA 4.0. 画像をトリミングして縮小し、WebP形式に変換しました。



