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小動物 · 飼育と毎日の暮らし

ファンシーマウスの飼い方:仲間、住まい、毎日のお世話

一匹が紙の帯をトンネルへ運び、もう一匹は新しい枝を調べています。やがて仲間と一緒に寝床の小屋で丸くなります。マウスをしばらく見ていると、巣作りや餌探し、住まいの中で新しい通り道を見つける様子など、さまざまな発見があります。

動物の様子を観察し、変化のある住まいを作ることが好きな人には、興味深いペットです。落ち着いて暮らすグループには、相性のよい仲間、十分な広さ、毎日のお世話が必要です。迎える前に準備しておくと、暮らしやすい環境を整えやすくなります。

Mus musculus

木製の隠れ家の下で一緒に休むペットのマウスたち。
仲間と暮らす
ファンシーマウスには、相性のよい同じ種類の仲間が必要です。互いに毛づくろいをし、一緒に眠ることもよくあります。
掘る、登る
住まいには、深く敷いた床材、複数の隠れ場所、しっかり固定した登れる設備を置く余裕が必要です。
毎日の確認
活発なグループの中でも、一匹が病気になったり、仲間に追いやられたりすることがあります。それぞれの様子を覚え、全員を確認しましょう。

ファンシーマウスを知る

ファンシーマウスは、ハツカネズミ Mus musculus を家畜化したものです。家畜化とは、人が何世代にもわたって飼育し、繁殖させてきたことを指します。その間にさまざまな毛色や模様が生まれましたが、いずれも同じ種の中の違いです。

マウスは特に夕暮れや夜に活発になります。その時間には、住まいを探索したり餌を探したりする様子を観察できます。昼間は、邪魔されずに眠れる場所が必要です。野生のハツカネズミをペットのマウスのグループに加えないでください。

一緒に暮らせる仲間を選ぶ

保護団体などから、すでに相性よく暮らしているグループを迎えると始めやすくなります。雌だけのグループや、雌と去勢した雄一匹を組み合わせたグループが適しています。ドイツ動物保護連盟は四匹以上を勧めています。去勢していない雄を安易に一緒にすると、激しいけんかになることがあります。

予定外の繁殖を防ぐため、迎える前に性別を確認してもらいましょう。去勢は雄の繁殖を防ぐ手術ですが、術後しばらくは雌を妊娠させる可能性が残ります。安全に雌と暮らせる時期は、手術をした獣医師に確認してください。

面識のない雌同士も、一緒に暮らす前に慎重に慣らす必要があります。マウスに詳しい保護団体なら、仲間が亡くなって一匹になった場合を含め、対面の進め方を相談できます。すでに暮らしているグループでも、全員が餌、水、寝床にたどり着けるか確認しましょう。一匹が繰り返し追いかけられたり追い払われたりする場合は、けがをする前に経験のある人へ相談してください。

どのくらいの広さが必要?

マウスは床で走ったり掘ったりし、枝や低い棚に登って上の空間も探索します。そのため、広い住まいが必要です。ドイツ動物保護連盟は二匹に対して100センチメートル×50センチメートルの床面積を挙げ、一匹増えるごとに20パーセント広くすることを勧めています。四匹のグループには、それよりかなり広い床面積が必要です。棚は登る機会を増やしますが、ひと続きの掘れる場所の代わりにはなりません。

直射日光やすきま風を避け、換気のよい静かな場所を選びましょう。マウスはとても小さな穴を通り抜けます。この連盟は、格子の隙間を五ミリメートル以下にすることを勧めています。扉、ふた、接合部分も確実に閉じる必要があります。猫や犬が住まいに近づいたり、マウスが外で探索する場所に入ったりできないようにしましょう。

紙を原料にしたものなど、ほこりの少ない床材を深く敷くと掘る場所を作れます。深さが20センチメートルほどあれば、トンネルを掘る余地ができます。柔らかく裂いた紙は巣に運べます。綿や似たようなふわふわした巣材は、繊維が脚や尾に巻きつくおそれがあるため避けてください。

隠れ場所、登る道、楽しめる工夫

小屋やトンネルをいくつか置くと、マウスが休む場所を選べます。隠れ場所には十分な大きさの出口を二つ以上設け、ほかのマウスが中に閉じ込められないようにしましょう。固定した枝、橋、低い台があると住まいに変化が生まれます。高い場所から床まで長く落下することがないよう配置してください。

重い小屋や大きく重い物は、住まいの固い底面か丈夫な支えの上に置きましょう。床材だけで支えると、下を掘られたときにずれたり沈んだりすることがあります。回し車には隙間のない走行面と、背中をまっすぐにして走れる直径が必要です。連盟は25センチメートルから30センチメートルを勧めています。

身近な材料でも楽しみを作れます。開いた紙製の筒に、いつもの乾燥フードを少し入れると餌探しを促せます。印刷のない紙の帯は巣作りに使えます。何をよく使うか観察すると、次に足す物を選ぶ参考になります。

餌を探す機会を作る

食事の基本には、マウスに適した栄養バランスのよいフードを選びましょう。RSPCAは、必要な栄養がそろったペレット状のフードを勧めています。小さく押し固めた粒に、必要な栄養素がバランスよく配合されたものです。ブロッコリーなどの新鮮な野菜を少量添えると変化をつけられますが、その分も一日の食事量に含めましょう。新しい食べ物は少しずつ取り入れてください。

餌探しはマウスの生活の大きな部分を占めます。一日の分から一部を取り、届きやすい複数の場所に分けると、餌を増やさずに探す機会を作れます。新鮮な水はいつでも飲めるようにし、毎日交換しましょう。給水ボトルを使う場合は、飲み口から水が出るか、漏れていないか確認してください。

人に慣れるのを手助けする

住まいの中に静かに手を置くと、マウスは新しい匂いを確かめられます。すぐ近づく個体もいれば、隠れ場所にいたがる個体もいます。時間をかけ、それぞれの選択を尊重しましょう。近くで静かに話し、急な動きを避けることは、特に慣れるまでの間に役立ちます。

掃除や通院で移動させるときは、慣れたトンネルを使う方法があります。マウスが入ったら慎重に持ち上げ、安全な面のすぐ上で支えます。その後、マウスがキャリーや丸く合わせた両手に歩いて移れるようにし、体を支えてください。尾をつかんで持ち上げると痛みやけがの原因になるため、やめましょう。

子どもは餌やりや住まいの準備を手伝い、それぞれのマウスを見分ける練習ができます。直接扱うときには大人がそばにいましょう。マウスは素早く動き、手から飛び出すことがあります。

落ち着いて毎日のお世話をする

餌やりの時間は、一匹ずつ様子を見るよい機会です。いつもどおり動いているか、食べているか、苦しそうに息をしていないかを確認しましょう。習慣がわかると変化に気づきやすくなります。濡れた床材や食べ残した生鮮食品は毎日取り除きます。器、給水ボトル、回し車も定期的に洗う必要があります。

床材をまとめて入れ替える頻度は、グループ、住まい、汚れ具合によって変わります。清潔な巣材を少し残すと、掃除後も慣れた匂いが残ります。湿った物やひどく汚れた物はすべて取り除きましょう。刺激の強い匂いは、尿の蓄積や換気不足のサインかもしれません。

大がかりな掃除は、マウスがすでに起きている時間にするのがよいでしょう。設備を元に戻して住まいを閉められる状態になるまでは、安全なキャリーに慣れた床材を入れ、マウスを移しておく方法があります。

獣医師に相談すべき変化

食べなくなった、いつもよりずっと隠れる、背中を丸めて座るといった様子があれば、早めに診察を受けましょう。呼吸音が大きい場合や新しいしこりも、獣医師への相談が必要です。呼吸困難やけがには急いで対応する必要があります。迎える前にマウスを診た経験のある動物病院を探しておきましょう。

診察では、いつ変化に気づいたか、食べたり飲んだりしているかを伝えると役立ちます。体重の記録も参考になります。薬は、そのマウスに対して獣医師が処方した指示に従って与えてください。

旅行の前には、世話をする人にグループ全員を紹介しましょう。餌やりと掃除に加え、一匹ずつ確認し、水が飲めるか、給水設備が機能しているかも見てもらいます。普段の病院と別の相談先の連絡先を残し、病気になったときに素早く助けを求められるようにしてください。

飼育費用を計画する

初めに最も費用がかかるのは、住まいとその設備であることが多いです。キャリーと、フード、床材、巣材の最初の分も必要です。消耗品は補充し、かじられたり壊れたりした設備はいずれ交換することになります。

診察や治療には、マウスの購入代や譲渡にかかる費用よりかなり多くのお金がかかることがあります。初めから治療費に備えて予備費を確保しておきましょう。最初の診察費を病院に尋ね、定期的に買う物の価格を調べましょう。その金額を費用計算ツールに入れると、一か月の予算を立てられます。

ファンシーマウスはあなたに合う?

夕方に動物を観察し、変化のある住まいを整えることが好きなら、マウスの飼育が合うかもしれません。一部の個体が臆病なままだったり、触られるのを嫌がったりすることも受け入れる必要があります。家庭では、子どもが最初は熱心でも、大人が毎日のお世話と診療費に責任を持てることが大切です。

マウス、スナネズミ、ほかの小さなペットで迷っているなら、活動時間や必要な仲間を比べてみましょう。小動物選びのガイドでは、その違いを説明し、どんな飼い方が日々の暮らしに合うかを考える手助けをしています。

よくある質問

一匹なら人に慣れやすくなる?

人に強く懐かせるために一匹で飼うことは勧められません。相性のよいグループで暮らしながらでも、人を信頼するようになれます。一緒に眠り、毛づくろいをし、交流するために同じ種類の仲間が大切です。

ハムスターなど、ほかのげっ歯類と一緒に暮らせる?

住まいは別にしましょう。種類によって行動が違い、互いを傷つけることがあります。ファンシーマウスには、同じ種類の相性のよい仲間が必要です。

最後の一匹になったらどうする?

マウスに詳しい保護団体なら、適した仲間探しや対面の進め方を相談できます。知らない個体をそのまま住まいに入れないでください。高齢や病気のマウスについては、今後の進め方を担当の獣医師にも相談しましょう。

出典・写真クレジット

写真の出典

写真: Fancy mice.jpg · Polarqueen · CC BY-SA 3.0 Unported. 画像形式を変更。

写真: Farbmaus.JPG · R2Dine · CC BY-SA 3.0 Unported. 画像形式を変更。

写真: Farbmäuse.JPG · R2Dine · CC BY-SA 4.0. 画像形式を変更。

写真: Pet mouse drinking.jpg · Tiia Monto · CC BY-SA 3.0 Unported. 画像形式を変更。

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