干し草は、うさぎの健康を支える食べ物
うさぎは植物を食べ、消化がうまく働くには十分な植物繊維が必要です。歯は伸び続けるため、適した食べ物を時間をかけて噛むことが、歯をすり減らす助けになります。よい香りがして、ほこりの少ない清潔な干し草と、適した草が食事の基本です。傷んだものやカビの生えたものは与えないでください。生の草を食べ慣れていないうさぎには、少しずつ慣らします。芝刈り機で刈った芝は与えるのに適していません。
新しい干し草を、うさぎが届きやすい複数の場所に置き、汚れた残りは取り除きましょう。両方のうさぎが無理なく届き、茎を引き出せることも確かめます。干し草入れの開口部は、頭や脚が挟まらない形にします。急に干し草を食べ残すようになったら、まず痛みや体調不良がないか確認することが大切です。
食べられる葉物を少しずつ増やす
ロメインレタス、バジル、コリアンダーなど、うさぎに適した葉物野菜やハーブを食事に加えられます。初めての食べ物は、まず少量を与えましょう。何種類も同時に変えると、体調に変化があったとき、どの食べ物が関係したのか分かりにくくなります。1種類ずつ段階的に増やすと、変化を追いやすくなります。
植物を自分で採る場合は、種類を確実に見分けられ、うさぎに適していると分かるものだけを選びましょう。不鮮明な写真を頼りに多種類を集めるより、よく知っている数種類から始めるほうが安心です。生の食べ物は清潔で傷みのないものを、うさぎが届く場所に置きます。しおれたり、汚れたり、傷んだりした残りは、次に確認するときに取り除きましょう。
ペレットとおやつの量を考える
ペレットは、飼料の材料を圧縮して作った小さな粒です。うさぎに適したペレットは食事の補助になりますが、干し草や草に取って代わるものではありません。1日分を量っておくと、食べた量を把握しやすくなります。器に何度も継ぎ足すと、実際にどれだけ食べたか分かりにくくなります。適量は年齢、痩せ具合や太り具合、健康上の事情などによって異なり、うさぎの診療に慣れた動物病院に相談できます。
色とりどりの材料が入った混合飼料では、うさぎが好きなものだけを選んで食べることがあります。その場合、実際に食べる内容のバランスは、包装に表示されたものと異なります。甘いおやつ、大量の果物、頻繁に与えるニンジンは、食事の基本には必要ありません。食べ慣れた葉を数枚、運動できる場所のあちこちに置くと、探して食べる機会になります。その分も1日の食事量に含め、気づかないうちに餌の総量を増やしすぎないようにしましょう。
水と食べ物への届きやすさを確認する
葉物をたくさん与えている場合も、新鮮な飲み水をいつでも用意しましょう。安定した器なら、水の状態を確かめやすく、洗うのも簡単です。給水ボトルを使う場合は、飲み口から実際に水が出るか確認します。ボトルが満杯でも、飲み口が詰まっていればうさぎは飲めません。屋外では、冬は水の凍結、夏は汚れにも気を配りましょう。
食べ物を置く場所を複数設けると、控えめなうさぎも近づきやすくなります。食べ物を出すときは、両方の様子を少し見てみましょう。いつもどおり近づくか、噛むのが普段より遅いか、食べ物を口に取っても落としてしまうかを確認します。気づいた行動とその時刻を具体的に記録しておくと、動物病院で変化を伝えやすくなります。動物病院が、食欲が落ちているのか、食べ物に近づきにくいのか、噛みにくいのかを見極め、必要な検査を考える助けにもなります。
盲腸便という柔らかい便と、硬いふんを知る
うさぎは乾いた硬いふんのほかに、柔らかい盲腸便も出します。盲腸は腸の一部で、そこにいる細菌などの微生物が、食べ物に含まれる栄養をうさぎが利用できる形にします。その栄養を含む盲腸便を、うさぎは通常、肛門から直接食べます。これは正常な消化の大切な一部です。汚れた敷材を食べることとは違い、妨げるべき行動ではありません。
食べ残された柔らかい便の塊が繰り返し見つかる場合や、お尻が汚れている場合は、原因を調べてもらいましょう。食事が関係することもあれば、体を曲げにくく、お尻まで口を近づけられないこともあります。食べる量が明らかに減ったり、まったく食べなくなったりしたら、すぐに動物病院へ相談してください。ふんが減っている、背中を丸めてうずくまっている、いつもより元気がない場合は、特に急ぎます。好みそうな新しい食べ物を次々に試して、連絡を遅らせないでください。普段の食事内容を正確に伝えることも、診察の助けになります。
よくある質問
うさぎにニンジンは必要ですか?
ニンジンは時々少量を与えられますが、主食として必要なものではありません。食事の基本は干し草または草で、適した葉物野菜を加えます。
うさぎが干し草を食べないときは、どうすればよいですか?
新たに食べなくなった場合や、食べる量が明らかに減った場合は、まず健康上の原因がないか動物病院で確認してもらいましょう。原因に対処した後なら、別の適した干し草を試したり、干し草を取りやすい場所に置いたりすることが役立つ場合があります。干し草を食べさせようとして、食べ物を与えずにおくことは避けてください。
出典・写真クレジット
- What do rabbits eat?RSPCA干し草は、うさぎの健康を支える食べ物 · 食べられる葉物を少しずつ増やす · ペレットとおやつの量を考える · 水と食べ物への届きやすさを確認する
- Nutrition of RabbitsMerck Veterinary Manual干し草は、うさぎの健康を支える食べ物 · ペレットとおやつの量を考える · 盲腸便という柔らかい便と、硬いふんを知る
- How to keep your rabbit healthyRSPCA水と食べ物への届きやすさを確認する · 盲腸便という柔らかい便と、硬いふんを知る
写真の出典
写真: Bunny rabbit eating · Padaguan · CC BY-SA 4.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。



