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馬 · 品種紹介

シェットランドポニーの飼い方、食事、子どもとの接し方

シェットランドポニーは、大きな馬にはちょうどよい牧柵の下から外をのぞけます。水飲み場には届きにくくても、門の脇の隙間は通り抜けられるかもしれません。こうした違いを踏まえ、力が強く活発なポニーの体格に合わせて飼育環境を整える必要があります。小さくても、馬としての基本的な欲求は大きな馬と同じです。

シェットランドポニーは、人を乗せたり、馬車を引いたり、ほかの馬の仲間になったりできます。どの活動が合うかは、そのポニーの訓練、健康状態、体つきによります。人が乗らないポニーにも、毎日の世話と、体を動かしたり学んだりできる機会が必要です。

草地に立つ茶色いシェトランドポニー。たてがみと尾は黒色
大きさ
英国の品種登録団体は、登録されるシェットランドポニーの体高の上限を107 cmと定めています。体高は、首と背中の境目にある盛り上がった部分「き甲」で測ります。
世話の責任
子どもも世話を手伝い、学べます。必要な世話を毎日欠かさず行い、安全に見守る責任は大人が持ちます。
毎日のケア
蹄や歯の手入れ、食事の計画、ほかの馬との交流は、大きな馬と同じように大切です。

シェットランドポニーの特徴

この品種はシェットランド諸島が原産です。冬毛は、体を守る外側の毛と、その下の密な毛の層からなります。たてがみと尾の毛も一般に豊かです。品種標準では多くの毛色が認められますが、斑点模様の毛色は認められません。体高はき甲で測ります。

販売広告に載っている小さなポニーが、必ずしも純血のシェットランドポニーとは限りません。血統を示す書類があれば、祖先を確認できます。飼育を考えるうえでは、実際の大きさや体の状態、分かっている健康上の特徴も重要です。十分に訓練されていない成馬は、大きな馬と同じように慎重に見極める必要があります。門を通るときや餌に届こうとするときに発揮する力は、写真だけでは分かりにくいものです。

子どもとポニーが無理なく関わるために

経験があり、適切な訓練を受けたシェットランドポニーなら、子どもが馬に親しむきっかけになります。ブラッシングや一緒に歩くこと、体の動きや表情を観察することから始められます。大人が付き添い、子どもとポニーの双方に十分な空間を確保して、落ち着いて近づけるようにしましょう。安全に立てる場所を選び、誰が何を担当するかを決めておくと、複数の人が同時に指示を出すより分かりやすくなります。

子どもが乗れるかどうかは、そのポニーについて知識のある人に判断してもらう必要があります。子どもの体の大きさ、体重、バランスが、ポニーの背中や体力、訓練の程度に合っていることが大切です。継続して乗馬を習うなら、適切なヘルメットと体に合った馬具、指導できる人を用意しましょう。ポニーが驚いたり離れようとしたりしたら、距離を広げ、落ち着いてから関わりを続けてください。経験のある大人がポニーに付き添う間、子どもは少し離れた横から見守れます。

ポニーの高さで柵と設備を確かめる

安全な場所には、小さなポニーに合った高さと隙間の柵が必要です。門の下の隙間、ポニーが届く留め具、飼料置き場への出入り口には特に注意しましょう。低い位置にある水飲み場も、安定していて清潔であることが大切です。見学時にはポニーの目線までかがみ、ポニーが何に届き、どこを通れるかを確かめると役立ちます。

シェットランドポニーには、相性のよい馬の仲間が必要です。大きな馬との群れでも、体格差やそれぞれの行動、使える場所の広さが合えば暮らせます。どの馬も邪魔されずに食べたり休んだりできるかが重要です。ほかの馬の仲間として迎えるポニーにも、そのポニー自身の世話が必要です。蹄の手入れや健康確認の日程、毎日の適切な食事量も、あらかじめ計画に入れておきましょう。

食事と放牧を必要量に合わせる

食事の量はポニーの大きさと必要量に合わせましょう。運動量の少ないポニーでは、エネルギーの多い飼料をたっぷり与えると、消費する以上のエネルギーを摂りやすくなります。草が豊かな放牧地で食べる分も、1日の食事に含めて考える必要があります。干し草など、繊維の多い粗飼料が食事の基本です。適切な知識を持つ飼料の専門家に相談すれば、食べる時間を十分に確保しながら、エネルギーの摂りすぎを避ける計画を立てやすくなります。

密な毛に隠れて、脂肪のつき具合が分かりにくいことがあります。定期的に体に触れ、同じような条件で写真を撮ると、少しずつの変化にも気づきやすくなります。体重が増えたら、食事の量と放牧地で草を食べられる時間を見直しましょう。太りすぎは蹄葉炎のリスクを高めます。蹄葉炎は、蹄の中の骨と外側の硬い壁をつなぐ組織が傷む、痛みを伴う病気です。歩幅が短く硬い、方向転換を嫌がる、蹄が普段より熱いといった様子は、その兆候かもしれません。蹄葉炎が疑われる場合は、すぐに動物病院へ電話してください。痛がっているポニーを無理に歩かせないでください。

年齢に合った活動を考える

シェットランドポニーは、静かな散歩や、引き綱で一緒に歩きながら止まる、再び歩き出すといった簡単な練習に参加できます。こうした、ポニーに乗らずに行う練習をグラウンドワークと呼びます。準備ができていれば、馬車を引くことも適した活動になります。訓練の進み具合に加え、馬車を引くための装具と馬車がポニーに合っていることが大切です。経験のある専門家に、装具と馬車に少しずつ慣らす過程を見てもらいましょう。馬車を引くポニーを初めて選び、訓練する人には、専門家の指導が特に役立ちます。

若いポニーには、日常の短いやり取りを小さな段階に分けて教えます。年を取ったポニーも、慣れた道や活動を楽しむことがありますが、体の状態に合わせて時間と負担を調整しましょう。蹄の定期的な手入れは生涯を通じて必要です。歯や動きやすさに変化が出たら、世話の仕方もそれに合わせて見直しましょう。人を乗せたり馬車を引いたりしなくなっても、慣れ親しんだ馬の仲間は大切です。

よくある質問

シェットランドポニーは、ほかの馬の仲間がいない場所で1頭だけで暮らせますか?

ほかの馬の仲間になるポニー自身にも、相性のよい馬との交流が必要です。世話もそのポニーの必要に合わせて考えましょう。ずっと1頭だけで飼い続けると、仲間と過ごしたいという馬の欲求を満たせません。

シェットランドポニーの飼育費は安く済みますか?

食べる量は少なくて済む場合がありますが、飼育場所、毎日の世話、蹄や歯の手入れ、獣医師による診療は引き続き必要です。体の小ささだけで費用を見積もらず、実際の地域の料金を調べ、予備費も含めて計画を立てましょう。

出典・写真クレジット

写真の出典

写真: Shetland pony - Postbridge.jpg · Herbythyme · CC BY-SA 4.0. 画像を縮小し、WebPという画像形式に変換しました。写っている内容は変えていません。

写真: Shetland pony - Sofia zoo.jpg · MrPanyGoff · CC BY-SA 3.0. 画像を縮小し、WebPという画像形式に変換しました。写っている内容は変えていません。

写真: Shetland pony (2).jpg · Ronnie Robertson · CC BY-SA 2.0. 画像を縮小し、WebPという画像形式に変換しました。写っている内容は変えていません。

写真: Haare und Frisuren 004 2021 10 30.jpg · Friedrich Haag · CC BY-SA 4.0. 画像を縮小し、WebPという画像形式に変換しました。写っている内容は変えていません。

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