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馬 · 馬の飼育

馬の飼育:毎日の暮らしを整えるポイント

馬は1日の大半を飼い主と離れて過ごします。その間、落ち着いて食べ、自由に動き、ほかの馬と過ごし、邪魔されずに横になれるかどうかが大切です。厩舎や屋外の運動場で過ごす時間も、乗馬を楽しむ時間と同じように馬の暮らしを形づくります。

飼育場所を選ぶときは、そこで暮らす馬をよく見てみましょう。ほかの馬がそばにいても干し草を食べられますか。乾いた場所で横になれますか。餌場や水場、雨風を避けられる場所を行き来するとき、繰り返し追い払われていませんか。こうした様子は、飼育方式の名前だけでは分からないことを教えてくれます。

牧草地で一緒に立つ、明るい毛色の馬3頭
相性のよい仲間
一緒に暮らす馬同士の相性に加え、近づいたり離れたりできる十分な広さが必要です。
自由に動ける時間
乗馬をしない日も、馬が自分の意思で動ける機会を確保しましょう。
途切れない世話
休日や旅行中も含め、毎日の餌と水の管理、馬ごとの様子の確認を担う人が必要です。

ほかの馬と暮らす

馬は仲間と暮らす動物です。相性のよい、なじみのある馬がいれば、一緒に食べたり休んだり、互いに毛づくろいをしたりできます。同時に、どの馬も相手から離れられる空間が必要です。干し草を置く場所が1か所だけで、その脇が狭いと、群れが遠目には穏やかでも、控えめな馬には毎日の負担になり得ます。

飼育施設を見学するときは、給餌の時間以外にも馬の様子を見てみましょう。いつも群れの端で待っている馬がいれば、注意して観察する価値があります。使いやすい餌場を複数設け、通路を広く取り、横になれる場所を十分に確保すると、馬同士の競合を減らせます。新しい馬を群れに迎える際には、見守りながら慣らす必要があります。慣らし方、迎えた後に誰が群れを観察するか、なじめない状態が続いたらどう対応するかを施設に聞いておきましょう。

1日を通して動ける環境

適した放牧地や運動場では、馬はいつ歩き、速く動き、休むかを自分で決められます。これは、人が進む方向や速さを決める運動とは異なります。獣医師の指示で運動を制限する必要がなければ、乗馬をしない日にも自由に動ける機会を設けましょう。

開放型の厩舎は、屋根のある場所と屋外の運動場を馬が自由に行き来できる飼育方式です。地面の状態や通り道、一緒に暮らす馬の組み合わせが適していれば、馬が過ごしやすい環境になります。馬を個別の馬房で飼う場合は、毎日実際にどれほど屋外で動けるか、ほかの馬と接する機会があるかを特によく確かめましょう。飼育方式の名前だけでは、屋外で過ごす時間や馬同士の暮らしやすさは分かりません。季節を通じて、普段の1日がどう進むかを施設に聞いてみましょう。

餌場も飼育環境の一部

草や干し草などの適切な粗飼料が、馬の食事の基本です。粗飼料は繊維が多く、馬が時間をかけてかむ餌を指します。餌の与え方は、体つきや運動量、病気の有無に合わせる必要があります。太りやすいポニーと、体重を維持するのが難しい馬では、適した給餌の計画が異なります。

施設に届く干し草の量だけでなく、馬が実際に食べられるか、餌の品質も確認しましょう。ほかの馬に追いやられがちな馬も、落ち着いて餌を食べられますか。干し草は乾いた状態で保管されていますか。給水設備は使え、水は清潔ですか。濃厚飼料は穀物などのエネルギーが多い餌で、どの馬にも追加で必要なわけではありません。必要かどうかは、その馬の状態によります。餌を変えるときは少しずつ進め、世話をする全員で内容を共有しましょう。別の人が同じ変更を重ねてしまうのを防げます。

乾いた場所で休み、天候を避ける

休む場所には、馬が無理なく横になり、再び立ち上がれる広さが必要です。敷きわらなどがぬれていたり、出入り口が滑りやすかったり、ほかの馬が通り道をふさいでいたりすると、見た目のよい休息場所でも使いにくくなります。暑い時期には日陰と風通しが大切です。雨が長く続くときは、乾いていて雨風を避けられる場所が必要です。そこへ続く道も使える状態でなければなりません。

天気の悪い日に見学すると、晴れた日には気づきにくい問題が見えます。屋外の運動場が使えるか、馬が深い泥の中に立ち続けていないかを確認できます。夏に施設を選ぶ場合も、冬の過ごし方を聞いておきましょう。施設側が、どの放牧地を使わずに休ませるか、代わりに使える場所はどこか、凍結時に水と餌をどう確保するかを説明できると安心です。

担当者が不在でも続く世話

毎日の世話には、水の確認、餌の用意、ふんの片づけ、馬の様子の確認、変化の共有など、多くの作業があります。さらに、蹄の手入れ、歯の検診、ワクチン接種の計画、必要な治療の手配もあります。それぞれを誰が担うか、または施設のサービスに何が含まれるかを具体的に決めておきましょう。複数の人で世話をする場合は、給餌時に誰が馬を観察するかを決めておくと、餌を残した馬にも気づきやすくなります。

連絡先、餌の与え方、その馬特有の注意点、代わりに世話をする人を短くまとめておくと役立ちます。旅行中に世話を引き受ける人には、事前に馬と会い、施設の日課を知ってもらいましょう。病気などに備え、連絡できる獣医師と馬の輸送方法も考えておく必要があります。情報を1か所にまとめておけば、世話を引き継ぐ人が経過や決めてある手順を確認しやすく、緊急時にも必要な情報をすぐに探せます。

よくある質問

群れで暮らす開放型の厩舎は、どの馬にも合いますか?

施設の造りと群れの組み合わせによります。高齢の馬や健康上の問題がある馬には、個別の給餌や通りやすい道などの配慮が必要な場合があります。その馬に必要な対応を、施設と担当の獣医師に相談しましょう。

乗馬をしなくても、馬はよい暮らしができますか?

はい。相性のよい仲間、自由に動ける機会、必要に合った世話、楽しめるふれあいは大切です。追加の運動をするか、どのように行うかは、馬の健康状態や体力、運動への慣れ具合に合わせて考えましょう。

出典・写真クレジット

写真の出典

写真: 3 horses on pasture · Barbarossa · CC BY 2.5. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

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