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大型の伴侶犬・作業犬

レオンベルガー

レオンベルガーは、豊かな被毛を持つ、体が非常に大きく、おおむね穏やかな犬です。一緒に暮らすには、十分なスペースと長い散歩に加え、食費や移動手段、動物病院の費用について現実的な計画が必要です。

大きさ: 大型運動量: 多めお手入れ: 週に数回

基本情報

大きさ
大型
体高
65~80 cm
運動量
多め
お手入れ
週に数回
トレーニング
協力的なことが多い
飼育経験
飼育経験があると安心

レオンベルク生まれの巨犬

この犬種は19世紀、シュトゥットガルト近郊のレオンベルクで形づくられました。ライオンのような外見は意図されたもので、大型犬として番犬にも使われていました。現在、犬種標準と英国の動物福祉団体PDSAは、レオンベルガーを友好的で、概して穏やかな犬としています。それでも若犬は活発で、体重をかけて来客をよろめかせることがあります。

早いうちから、やさしく練習しましょう。来客が入る前に犬にマットの上で待つよう促し、そこで落ち着いていられたら褒めます。皆がしっかり立てているのを確かめてから、あいさつをさせましょう。レオンベルガーの場合、これは単なるマナーの問題ではありません。遊び好きな若犬でも、小さな子どもをうっかり倒すことがあります。どれほど友好的でも、その体の大きさに応じた注意深い見守りが必要です。

日々の暮らし

PDSAと英国ケネルクラブは、成犬のレオンベルガーの運動量の目安として、1日2時間を超える運動を挙げています。庭だけで過ごすより、長い散歩が向いています。においを嗅ぐ時間や、急がずに休む時間も取り入れましょう。子犬にまだ同じ距離の散歩は必要ありません。成長に合わせて、活動量を少しずつ増やします。やがて体が大きく力も強くなるため、まだ扱いやすいうちに、リードを引かずに歩く練習や呼び戻しを身につけさせましょう。

迎える前に、出入り口や車、自宅のスペースを考えておきましょう。犬が無理なく横になり、向きを変えられる広さが必要です。けがをしたときや高齢になったとき、誰かが動物病院まで連れて行けるかも確認してください。こうした現実的な点は、見栄えのする大きな犬への憧れ以上に、日々の暮らしを左右します。暖かい日は日陰のある道を選び、水を持参しましょう。厚い被毛があるため、暑さへの対応は容易ではありません。

留守番について

犬が留守番できるようになるには、少しずつ練習する必要があります。英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)は、1回の留守番を4時間以内にするよう勧めています。子犬や、留守番中に落ち着かなくなる犬は、留守にする時間をより短くし、段階的に練習しましょう。それ以上家を空ける場合は、犬を見てもらえる人を手配してください。

ドッグショーの会場で、リードをつけて速歩するレオンベルガー。
動いている姿

毎日のお世話

長い上毛の下に、密な下毛があります。PDSAは週に数回のブラッシングを勧めており、換毛が多い時期には毎日の手入れが役立つこともあります。首まわりと耳の後ろから始め、胸、脚、尾へと進めましょう。これらの場所には、毛玉や草の実が隠れていることがあります。毛を層ごとに持ち上げながらとかし、表面だけでなく根元までブラシが届くようにします。大きな犬の手入れには時間がかかるため、短時間でも定期的に行うと、犬にも飼い主にも負担が少なくなります。

雨の中を散歩した後は、足先と長い毛をしっかり乾かします。首輪の下や前脚の付け根は、湿気やこすれで肌荒れしやすいため、皮膚の状態を確かめましょう。かゆがる様子が続く、皮膚が荒れている、耳から嫌なにおいがする場合は、診てもらいましょう。体が大きくても、手入れや動物病院での診察の際に、落ち着いて立ち、体を触らせる練習が役立ちます。

大きさと体格

レオンベルガーは背が高く、力強く筋肉質ですが、重々しい体つきにはなりません。体高より体長がやや長く、胸は幅広く深く、背中は水平です。平行に伸びた脚で、歩幅の広い、安定した歩き方をします。頭部は長く、目は暗色で、耳は頭に沿って垂れています。首と胸の毛は特に豊かで、雄でははっきりとしたたてがみになることがよくあります。ふさふさした尾は、動いているときも背中と同じくらいの高さに保たれ、背中の上で輪のように巻きません。

英国の犬種標準では、体高は雄が72~80cm、雌が65~75cmとされています。ドイツ犬連盟VDHによると、成犬のレオンベルガーは体重が50kgを大きく超えることもよくあります。毛色はゴールド、赤褐色、砂色などで、いずれも顔には暗色のマスク模様があります。豊かな毛の下には、力強く動きやすい体つきが求められます。体重が過剰になると、大型犬では歩くことや立ち上がることがより難しくなります。

ドッグショーで横向きに立つレオンベルガーの全身。
横から見た姿

健康

股関節や肘の形成不全は、このような大型犬に痛みを伴う関節の問題を引き起こすことがあります。英国ケネルクラブは、繁殖犬のレントゲン検査に加え、眼の中の液体が排出される隅角(ぐうかく)の確認を含む眼科検査を推奨しています。両親犬の検査結果を見せてもらいましょう。レオンベルガーでは、LPN1やLPN2など、一部の遺伝性神経疾患を調べるDNA検査も利用できます。どの検査を実施したか、その結果が生まれる子犬にどう関係するかを具体的に尋ねましょう。

ほかの大型で胸の深い犬と同様、レオンベルガーにも胃拡張胃捻転が起こることがあります。腹部が急に膨らむ、吐こうとしても吐けない、ひどく落ち着かない、またはぐったりする場合は緊急事態です。すぐに動物病院へ向かってください。PDSAは、この犬種のリスクとして明記しています。適正な体型を保ち、歩き方の変化に注意し、いつもと違う衰弱や何度もつまずく様子があれば、早めに動物病院へ相談しましょう。

この犬種はあなたの暮らしに合いそう?

こんな場合に合う可能性があります…

  • 体の非常に大きな犬が過ごせる場所を用意でき、毎日の長い散歩と落ち着いたトレーニングを続けられる方。
  • 被毛の手入れに時間をかけ、この体格に応じた移動手段、食費、動物病院の費用を計画できる方。

こんな場合は難しいことがあります…

  • 犬が横になったり向きを変えたり、無理なく移動したりするスペースがほとんどない方。
  • しつけや見守りをしなくても、友好的な大型犬なら小さな子どもに自然と優しく接すると考えている方。

ニーズは似ていても、犬はそれぞれ。

大きさ、運動量、お手入れ、トレーニングの特徴が共通する犬種を選んでいます。

レトリーバー

ゴールデン・レトリーバー

大型10年以上

ゴールデン・レトリーバーは、狩猟で撃たれた獲物を回収する犬として育てられました。物を探してくわえ、持ち帰るのが好きな犬が多くいます。日々の暮らしには長めの散歩と定期的な被毛の手入れが必要です。また、力の強い若い犬を安全に扱える人が必要です。

スイス・ゼンネンフント

バーニーズ・マウンテン・ドッグ

大型10年まで

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、人のそばにいるのが好きなスイス原産の大型農場犬です。幼いうちからリードをつけて歩く練習を始め、密な被毛を定期的に手入れし、夏の散歩は涼しい時間帯にしましょう。

サイトハウンド

ボルゾイ

大型10年以上

体高が高く、すらりとした体つきで、歩幅の大きなサイトハウンドです。安全に走れる場所と、独立心の強さを好む飼い主が必要です。

出典と写真クレジット

  1. Teaching your dog to be left alone

    このプロフィールでの参照箇所: 留守番について

  2. Leonberger, Breeds A to Z

    このプロフィールでの参照箇所: 気質, 日々の暮らし, 健康, 寿命, この犬種はあなたの暮らしに合いそう?

  3. Leonberger breed standard

    このプロフィールでの参照箇所: 大きさ / 体重, 気質, 毎日のお世話, 大きさと体格

  4. Leonberger breed information

    このプロフィールでの参照箇所: 気質, 日々の暮らし, 毎日のお世話, 健康, 寿命, この犬種はあなたの暮らしに合いそう?

  5. Rasse des Monats: Leonberger

    このプロフィールでの参照箇所: 大きさ / 体重, 大きさと体格

  6. Glaucoma in Dogs

    このプロフィールでの参照箇所: 健康

  7. GDV (Gastric Dilatation Volvulus) in dogs

    このプロフィールでの参照箇所: 健康