ペットの知識
犬を迎える前にそろえたい基本用品
迎えた初日、犬には静かに休める場所、水、食べ慣れたフード、そして一緒に安全に外へ出るための用具が必要です。そのほかに何をそろえるかは、体の大きさや毛質、遊び方によって変わります。布を引き裂く子犬には、物をくわえて運ぶのが好きな年齢の高い犬とは別のおもちゃが向いています。まずは合うものを少し用意し、日々の暮らしで役立つと分かったものを追加しましょう。

静かに休める場所と食べ慣れたフード
洗えるベッドか、体を伸ばせる大きさの敷物を静かな場所に置きましょう。犬がそこで全身を伸ばして横になれることが大切です。人が絶えず行き来する場所は避けてください。日中に別の部屋で過ごすことが多いなら、もう一つ休める場所があると便利です。子どもには最初から、休んでいる犬をそっとしておくよう教えましょう。
安定して倒れにくい水入れとフード用の器を用意し、犬が今食べているフードを事前に尋ねてください。引っ越しだけでも、犬の周りには多くの変化があります。フードを変えたいものの、進め方が分からない場合は動物病院に相談しましょう。家族全員が同じリズムで世話できるよう、まずは慣れている給餌時刻を書き留めておきます。
この項目の出典: Puppy checklist: preparing for your new dog · Dogs Trust, Be safe with dogs · Blue Cross
散歩用品と安全な移動
リード、犬に合った首輪またはハーネス、排泄物を入れる袋は、散歩に欠かせません。詳しい人に装着具合を確認してもらいましょう。犬が楽に動けて、こすれたり簡単に抜けたりしないことが大切です。成長中の子犬は定期的に確認してください。迎えた日に合っていても、すぐにきつくなることがあります。
家までの移動方法も前もって決めましょう。犬用の適切なキャリーや固定具を使えば、犬が車内を自由に動き回るのを防げます。 キャリー自体も、走行中にずれたり座席から落ちたりしないよう固定してください。できれば、選んだ用具には少しずつ慣らしてください。連絡先、動物病院の住所、犬に関する重要事項を記した緊急カードを別に携帯する方法もあります。
この項目の出典: New puppy checklist · PDSA, Creating a good home for your dog · RSPCA, Safe car travel for your pets · PDSA
遊び方に合わせて少数のおもちゃを選ぶ
犬がおもちゃを実際にどう使うか観察しましょう。くわえて運ぶのか、引っ張るのか、それとも噛みちぎろうとするのかを見ます。一緒に引っ張り遊びをするなら、犬も飼い主も無理なく持てる、引っ張り遊び用に作られたおもちゃを選びましょう。探す遊びでは、まず犬が見えるところに、慣れたおもちゃを隠してみます。フードを入れられるおもちゃなら、普段の食事の一部を使って遊べます。
新しい遊びは、どれも最初は簡単にしましょう。たとえば、おもちゃを見えない場所に隠す前に、どこへ置くかを犬に見せます。犬が離れたり、興味を失ったりしたら遊びを終えましょう。おもちゃは犬の行動に合わせて選びます。おもちゃをたくさん用意しても、一緒に楽しく過ごす時間の代わりにはなりません。
この項目の出典: How to play with your dog · Blue Cross, Dogs and chewing · Blue Cross
大きさ、縫い目、取れやすい部品を確認する
犬が無理なくくわえて運べる一方で、押しつぶしても口の中にすっぽり入らない大きさのボールを選びましょう。丈夫で貫通した穴のあるボールは、口や喉に詰まった場合に呼吸を助けることがありますが、窒息を確実に防ぐものではありません。ボールが詰まったり、犬が呼吸しづらそうにしたりした場合は、すぐに動物病院または動物救急に連絡してください。素材は犬の噛む力に合い、負荷がかかっても小さな破片に砕けにくいものにします。ボールにひびがないか、ぬいぐるみにほつれや開いた縫い目がないか、引っ張り遊び用のおもちゃにほどけた糸がないか確認してください。おもちゃの鳴き部品が露出したり、中綿が出てきたりしたおもちゃは取り上げましょう。
新しいおもちゃを使う最初の数回は、特に注意して見守ってください。「丈夫」という表示だけでは、その犬がどう使うかは分かりません。壊れたおもちゃは交換しましょう。破片を飲み込んだ疑いがある場合も、すぐに動物病院または動物救急に連絡してください。
この項目の出典: How to choose a safe ball for your dog · PDSA, How to play with your dog · Blue Cross
お手入れ用品と住まいを犬に合わせる
毛質に合ったブラシやくしを選び、使い方を教わりましょう。毛量の多い長毛には、短く滑らかな毛用とは別の道具が必要な場合があります。雨の日の散歩の後に使えるよう、ドアのそばにタオルを置いておくと便利です。お手入れ用品は必要に応じて選び、薬や寄生虫対策の薬剤は獣医師に相談して決めてください。
犬を迎える前に、犬が入れるすべての部屋を確認しましょう。洗剤、薬、コード、飲み込むおそれのある物は届かない場所へ移します。庭の柵や門、隙間も点検してください。柵などで入れる部屋を制限できますが、見守りや、ひとりで過ごすことに少しずつ慣らすことの代わりにはなりません。
この項目の出典: New puppy checklist · PDSA, Puppy checklist: preparing for your new dog · Dogs Trust
購入時の費用だけでなく、日々の出費も見込む
最初にそろえる用品と継続的な出費を分けて考えましょう。ベッドや移動用具はまず一度購入しますが、フード、留守中の預け先や世話の費用、動物病院の費用は継続して予算に含める必要があります。成長した子犬に大きなハーネスが必要になるなど、買い替えの費用も見込んでください。費用計画ツールでは、それぞれの金額を分けて入力し、初年度の予算の内訳を確認できます。
犬を迎える前に、朝の散歩をする人、フードを量る人、誰かに予定があるときに代わりに世話をする人を決めておきましょう。用品や書類の保管場所も書き留めてください。こうした取り決めがあると、そろえたものを毎日の暮らしで活用しやすくなり、後で世話を頼む人にも同じ流れを伝えられます。
この項目の出典: Hunde richtig halten · Deutscher Tierschutzbund, New puppy checklist · PDSA
お世話ガイド
迎えた初日から、毎日の暮らしまで。
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