卵形の頭が特徴の、イギリス原産のテリア
ブル・テリア
なだらかな曲線を描く卵形の頭で、ひと目で分かるブル・テリア。筋肉質の体を持つ、元気で遊び好きな犬です。家族の活動に加わることが好きなので、一緒に遊ぶ時間と根気のいる練習は暮らしの大切な部分になります。物を噛む力も強いため、家の中に何を置くかにも気を配りたいところです。
基本情報
- 大きさ
- 中型
- 体高
- 53~56 cm
- 体重
- 23~32 kg
- 寿命
- 12~13年
- 運動量
- 多め
- お手入れ
- 少なめ
- トレーニング
- 根気強く、わかりやすく導く
- 飼育経験
- サポートを受けながら初めて飼う
遊び好きで力強く、自分の意思もしっかり持つ犬
おもちゃをうれしそうに持ち歩いたかと思えば、ソファで家族の隣に入り込み、次の散歩では気になるにおいを夢中で調べる。ブル・テリアには、そんな親しみやすさと意志の強さがあります。この活発な犬と穏やかに暮らすためには、日々の過ごし方を根気よく教える時間も大切です。
犬種の成り立ちは、19世紀のイギリスでブルドッグとテリアを交配したことにさかのぼります。初期の祖先には、動物同士を闘わせるために使われた犬もいました。ジェームズ・ヒンクスは1850年代に犬種の姿を整え、1862年にバーミンガムで開かれた展覧会に出陳しています。現在は家庭で人と暮らす犬です。短い背中、強い筋肉、小さな立ち耳、独特な頭の形が、ほかの多くのテリアとは違う輪郭を作っています。
国際的な犬種団体である国際畜犬連盟、FCIは、体高や体重の固定した範囲を設けていません。アメリカン・ケネル・クラブは、成犬の体高をおよそ53〜56センチ、体重を23〜32キロと説明しています。体高は、地面から肩の上までの高さです。遊びや散歩では、その力を考えて接する必要があります。小さな子どもとの時間は大人が見守り、興奮してきたら静かに休めるようにしましょう。

日々の暮らし
変化のある散歩、においを調べる時間、一緒に楽しむ遊びが向いています。物をくわえて運ぶこと、探すこと、人と課題に取り組むことを好む犬も多いでしょう。丈夫なフード用のおもちゃに食事の一部を入れれば、食べる時間にも変化をつけられます。普段の1日分の食事から取り分けると、遊びのたびに余分なカロリーを取らずに済みます。
練習は短く区切り、犬が喜ぶごほうびを使うと取り組みやすくなります。人に飛びついたときに押し戻すことを繰り返すよりも、4本の足が床についている瞬間を褒めると、落ち着いた挨拶を教えられます。呼ばれたら戻ること、リードを引かずに歩くこと、おもちゃを自分から交換することも役立ちます。初めは静かな場所で練習し、慣れたら普段の外出でも少しずつ使っていきましょう。
猫や小動物を追いかけるブル・テリアは少なくありません。ウサギなどの小さなペットは、犬が入れない別の飼育スペースで暮らせるようにする必要があります。他の犬との相性は個体によるため、最初は様子を確かめられるように準備して会わせましょう。留守番も少しずつ練習し、長く不在になる日は世話を頼むことが大切です。Fellfolioの引き継ぎメモには、好きな遊び、食事の内容、散歩で気をつけたいことをまとめられます。
留守番について
犬が留守番できるようになるには、少しずつ練習する必要があります。英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)は、1回の留守番を4時間以内にするよう勧めています。子犬や、留守番中に落ち着かなくなる犬は、留守にする時間をより短くし、段階的に練習しましょう。それ以上家を空ける場合は、犬を見てもらえる人を手配してください。

毎日のお世話
短く滑らかな毛には、柔らかいブラシや手袋型のブラシが使えます。抜け毛を取りながら皮膚を確認すると、変化に気づきやすくなります。爪と耳の確認、犬用の歯磨きペーストでの歯磨きも、日々の手入れに加えましょう。若い頃から少しずつ、体に触れられることを楽しい経験として覚えてもらうと役立ちます。
噛む物やおもちゃ選びには、特に注意が必要です。顎の力が強く、噛みちぎった破片を飲み込むことがあります。体の大きさに合う物を選び、傷んでいないかを定期的に確認しましょう。靴下、小さな子どものおもちゃ、柔らかいプラスチック製品などは、届かない場所に片づけておくことをお勧めします。「丈夫」と表示されたおもちゃでも、実物の状態と、その犬がどう噛むかを見て判断することが大切です。

子犬から高齢期まで
若いブル・テリアは勢いよく遊ぶことが多く、人に接するときの歯や体の使い方を学ぶ必要があります。短い遊びの中で穏やかな動きを教え、休憩を取る練習もするとよいでしょう。犬同士で遊ぶときは、体格や遊び方の合う相手を選ぶことが大切です。小柄な犬や静かに遊びたい犬が、何度も倒される状況は避けたいところです。
成長中は、長距離を走ったり高いジャンプを繰り返したりするより、短い散策や休息を挟んだ自由な遊びが向いています。運動量は少しずつ増やしましょう。高齢になって散歩が短くなっても、探す遊びは楽しめることがあります。新たなこわばり、脚をかばう動き、疲れやすさがあれば、獣医師に相談してください。Fellfolioに体重や動きの様子を記録しておくと、時間とともにどう変わったかを確認できます。
健康
子犬を選ぶ前に、聴力、心臓、腎臓、膝の検査について確認するとよいでしょう。アメリカのブル・テリア・クラブは、繁殖する犬の検査結果と、子犬のBAER聴覚検査を勧めています。BAERは、音に対する反応を電気的に測る検査です。生まれつき片方の耳だけが聞こえない場合も見つけられます。音に反応する子犬でも、両耳が聞こえているとは限りません。
腎臓の検査には、尿の中のタンパク質と、別の成分であるクレアチニンの量を比べる検査が勧められています。結果の異常は腎臓の問題を示すことがあり、獣医師による判断が必要です。心音を聴く診察と、専門医による心臓の超音波検査では、分かることが異なります。膝蓋骨脱臼は、膝のお皿が本来の溝から外れる状態です。後ろ脚を一時的に持ち上げて歩いたり、脚をかばったりすることがあります。
物の飲み込みも心配な事故です。何かを飲み込んだ可能性があり、何度も吐く、ひどく元気がない、食べないといった様子なら、早く獣医師の助けを求めてください。普段の診察では、体重や皮膚の状態も相談したいところです。Fellfolioには、検査結果、薬、日々の気づきを一か所にまとめられます。
海外から迎える場合は、法律上の条件も事前に確認してください。ドイツでは、ブル・テリアと一部の交雑犬の輸入が原則として制限され、限られた条件で例外が設けられています。ドイツに犬を連れて入る予定がある場合は、渡航前にドイツ税関へ問い合わせる必要があります。住む地域には別の飼育規則がある場合もあるため、所在地を管轄する窓口で確認しましょう。
この品種はあなたの暮らしに合いそう?
こんな場合に合う可能性があります…
- 元気な犬と、毎日の暮らしを身近に共有したい。
- 根気よく教えることや、一緒に遊ぶことを楽しめる。
- 安全に世話できる体制と、適した噛む物や健康診断を用意できる。
こんな場合は合わない可能性があります…
- 根気のいる練習に時間を取りにくく、遊びや散歩で力強く活発な犬を扱うことも難しい。
- 小動物を飼っていて、犬が入れない安全な飼育スペースを別に用意できない。
- 犬が長時間一人で過ごす日が多くなり、適した世話を頼むことができない。
ニーズは似ていても、犬はそれぞれ。
大きさ、運動量、お手入れ、トレーニングの特徴が共通する犬種を選んでいます。
筋肉の発達したアメリカのテリア
アメリカン・スタッフォードシャー・テリア
アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、引き締まった筋肉質の体を持ち、人と一緒に活動したり、そばで過ごしたりすることを好みます。力が強く、遊びが激しくなることもあり、他の犬との付き合いにも配慮が必要です。迎える前には、住んでいる地域の飼育に関する規則も確認しておきましょう。
テリア
スタッフォードシャー・ブル・テリア
スタッフォードシャー・ブル・テリアは人との密なふれあいを求め、全身を使って遊ぶことがよくあります。毎日体を動かす時間を設け、落ち着いて挨拶する練習をしましょう。初対面の犬とは、愛犬の反応が分かるまで距離を保ちましょう。
出典と写真クレジット
- Teaching your dog to be left alone
このプロフィールでの参照箇所: 留守番について
- Patellar Luxation
このプロフィールでの参照箇所: 健康
- Bull Terrier
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- Bull Terrier Club of America Health Statement
このプロフィールでの参照箇所: 健康
- The Bull Terrier
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- Bull Terrier, FCI Standard No.11
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- Bull Terrier
このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし, 毎日のお世話, この品種はあなたの暮らしに合いそう?
- Gefährliche Hunde
このプロフィールでの参照箇所: 健康
- Exercising your puppy
このプロフィールでの参照箇所: 子犬から高齢期まで
- Training Your Dog to Be Left Alone
このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし
- Children and Dogs
このプロフィールでの参照箇所: 気質, 子犬から高齢期まで
- Dog dental care
このプロフィールでの参照箇所: 毎日のお世話
- Train Your Dog to Come When Called
このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし
- Training your dog
このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし
写真の出典
正面 · Bull Terrier Standard Maschio - Bianco.jpg · Alessio.milazzo · CC BY-SA 4.0 · 編集済み
毛並みと特徴 · A Bull Terrier Porträt DSC 7881.jpg · Goldmull · CC BY-SA 4.0 · 編集済み
日常の様子 · Bull Terrier1.jpg · Adrià Ariste Santacreu · CC BY 2.0 · 編集済み
横向き · Bull Terrier R 01.jpg · Lilly M · CC BY-SA 3.0 · 編集済み



