牧羊犬
オーストラリアン・シェパード
オーストラリアン・シェパードは、アメリカ西部の牧場で家畜を追い、人と密接に働く犬として育てられました。家庭でも自転車や走る子どもの動きに注意を向けることがあります。距離を取って落ち着いて練習すると、そうした動きをやり過ごしやすくなります。
基本情報
- 大きさ
- 中型
- 体高
- 46~58 cm
- 体重
- 18~29 kg
- 寿命
- 10年以上PDSA 獣医師監修の犬種ガイド
- 運動量
- かなり多め
- お手入れ
- 週に数回
- トレーニング
- 負荷の高い活動
- 飼育経験
- 飼育経験があると安心
動きに敏感な牧羊犬
名前に反して、オーストラリアン・シェパードはアメリカで生まれた犬種です。牧場では家畜を動かしながら、ハンドラーの合図にも注意を向ける役割を担っていました。警戒心と人との協調性をあわせ持つところは、今もこの犬種らしさです。多くの犬が学習の早さを見せ、周囲で起きていることによく気づきます。
自転車や走る子ども、ほかの動物に強く反応する犬もいます。追いかけ始めてからではなく、その前に練習を始めましょう。動きに気づいても、まだあなたのほうへ振り向ける距離を保って練習します。その瞬間を褒めて報酬を与え、できるようになってきたら少しずつ距離を縮めます。来客も、玄関が混み合う前に、犬が落ち着いていられる距離から慣らしましょう。
日々の暮らし
英国の動物福祉団体PDSAは、成犬のオーストラリアン・シェパードに毎日少なくとも2時間の運動を勧めています。長めの散歩に、においを嗅ぐ時間や、安全な場所で自由に走る機会を組み合わせましょう。隠したおもちゃを探す、気が散る環境で呼び戻しを練習する、指導の行き届いたクラスでアジリティに挑戦するといった小さな課題も、一緒に楽しめます。
家畜の近くではリードをつけてください。刺激の多い外出の後は、新しい動きのたびに遊びが再開することのない、静かな場所で休ませます。たくさんトレーニングするなら、落ち着いた日課も整えましょう。いつも興奮させておくことが、犬の満足につながるわけではありません。
留守番について
犬が留守番できるようになるには、少しずつ練習する必要があります。英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)は、1回の留守番を4時間以内にするよう勧めています。子犬や、留守番中に落ち着かなくなる犬は、留守にする時間をより短くし、段階的に練習しましょう。それ以上家を空ける場合は、犬を見てもらえる人を手配してください。

毎日のお世話
中くらいの長さの被毛は、天候に強い上毛と下毛(アンダーコート)から成ります。週に数回、毛を分けながら皮膚まで届くようにブラッシングしましょう。耳の後ろ、ハーネスの下、後ろ脚の長い毛は特に念入りに。表面から見えにくい毛玉ができやすい場所です。コームを通して、毛玉がきちんとほぐれたか確認できます。
春と秋は下毛が多く抜けることがあるため、その時期はブラッシングの回数を増やすとよいでしょう。背の高い草むらを歩いた後は、ひっつき虫や小枝、皮膚の状態を確かめてください。ブラシが同じ場所に何度も引っかかる、または皮膚が赤くなっている場合は、毛玉を強く引っ張らず、やさしく扱いましょう。
大きさと体格
オーストラリアン・シェパードは中型で、身軽な犬です。体高より体長がやや長く、胸は肘まで達し、背中は水平でしっかりしています。国際畜犬連盟(FCI)の犬種標準では、体高は雄が51~58センチ、雌が46~53センチです。PDSAが示す体重の目安は18~29キロです。重たげに見えず、すばやく方向転換できる体つきが求められます。
毛色はブラック、レッド、ブルー・マール、レッド・マールがあり、白やタンの斑が入る場合と入らない場合があります。目の色もさまざまで、茶、青、琥珀色のほか、片目の中に複数の色が混じることもあります。尾は生まれつき長い場合も短い場合もあります。

健康
股関節や肘の形成不全は動くときの痛みにつながることがあり、白内障や進行性網膜萎縮症などの遺伝性眼疾患は視力に影響することがあります。子犬を迎えることを検討する際は、両親犬の関節と目の検査記録を見せてもらいましょう。英国のロイヤル・ケネル・クラブは、コリー眼異常と遺伝性白内障のDNA検査も挙げています。コリー眼異常は目の発育異常で、視力に影響することがあります。いずれも両親犬の検査結果を確認してください。
日常生活ではMDR1遺伝子の検査結果も役立ちます。この遺伝子に変異があると、特定の薬に敏感になることがあります。DNA検査で状態を確認し、治療の前に動物病院へ結果を伝えましょう。マールは、大理石のようなまだら模様の毛色を指します。この模様の親犬同士を交配すると、子犬が同じ遺伝子変異を2コピー受け継ぎ、聴覚や目の問題のリスクが高まることがあります。ブリーダーに、マール同士の交配をどう避けているか尋ねましょう。
この犬種はあなたの暮らしに合いそう?
こんな場合に合う可能性があります…
- 屋外で過ごす時間が好きで、定期的に一緒にトレーニングを楽しめる。
- よく周囲を観察する牧羊犬に、目的のある活動と静かに休める場所の両方を用意できる。
こんな場合は難しいことがあります…
- 毎日の運動や一緒に取り組む活動に、あまり時間を割けない。
- 家の中で素早い動きが日常的にあり、その状況で犬を根気よく導くことが難しい。
ニーズは似ていても、犬はそれぞれ。
大きさ、運動量、お手入れ、トレーニングの特徴が共通する犬種を選んでいます。
牧羊犬
ボーダー・コリー
ボーダー・コリーは、イギリスの国境地帯に由来する牧羊犬です。学習が早く、動きをすばやく察知します。自転車や走る子どもに牧羊本能が向くことがあるため、距離を取り、落ち着いて練習する必要があります。
牧畜犬
オーストラリアン・キャトル・ドッグ
オーストラリアン・キャトル・ドッグは、長距離にわたって牛を追うために作出されました。家庭で暮らす今も、動くものにすばやく反応することがあります。十分な運動に加え、走る子どもや自転車を落ち着いてやり過ごすよう教えてくれる飼い主が必要です。
牧羊犬
ダッチ・シェパード
ダッチ・シェパードは、注意深く活発な作業犬です。ブリンドルと呼ばれる縞模様の被毛が特徴です。短毛、長毛、粗毛の3タイプがあり、手入れの方法は大きく異なります。また、タイプによって必要な健康検査の一部も異なります。
出典と写真クレジット
- Teaching your dog to be left alone
このプロフィールでの参照箇所: 留守番について
- Coat Color FAQs: merle and health
このプロフィールでの参照箇所: 健康
- FCI standard 342: Australian Shepherd
このプロフィールでの参照箇所: 大きさ / 体重, 気質, 大きさと体格
- Health Standard: Australian Shepherd
このプロフィールでの参照箇所: 健康
- Australian Shepherd · breed guide
このプロフィールでの参照箇所: 大きさ / 体重, 気質, 日々の暮らし, 毎日のお世話, 大きさと体格, 健康, 寿命, この犬種はあなたの暮らしに合いそう?
正面 · 2010 PA Kennel Assoc. Dog Show · daveynin · CC BY 2.0 · 編集済み
横向き · Vladyslav Dukhin · Pexels License
活動中 · Vladyslav Dukhin · Pexels License
子犬 · Andrew Dreyer · Pexels License




