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うさぎ · 品種紹介

大型ウサギに合う広さと飼育環境

大型ウサギがソファのそばで寝そべっていると、立ち上がるまでその大きさを実感しないかもしれません。動き出すと一跳びで長い距離を進み、一般的な小動物用の隠れ家が行く手をふさぐこともあります。住まいの設備は、最初から実際の体の大きさと動き方に合わせて選ぶことが大切です。

ここでいう大型ウサギは、大きな体の飼いウサギの総称です。ジャーマンジャイアントやフレミッシュジャイアントなどが含まれ、それぞれに品種標準という体つきや特徴の基準があります。写真はこのタイプの大型ウサギを示すもので、世界共通の単一の品種標準を示しているわけではありません。

ソファのそばのカーペットで横になる薄茶色の大型ウサギ
品種
大型ウサギという呼び名には、複数の大きな品種が含まれます。
設備
出入り口、トイレ、キャリーケースは、そのウサギの実際の大きさに合わせて選びます。
健康
乾いていて適度な弾力があり、滑りにくい床面は、足を守る助けになります。

さまざまな来歴をもつ大型ウサギ

大型のウサギは、長いあいだ家畜としても繁殖されてきました。フレミッシュジャイアントはベルギーのフランドル地方とゆかりがあり、国によって異なる品種標準も作られてきました。現在は家庭で暮らす大型ウサギもいます。体が大きい分、十分に動ける場所が必要です。

体重は品種や繁殖系統、個体によって大きく異なります。大型ウサギ全体を1つの体重の数値で表すことはできません。子ウサギを迎える場合は、親ウサギの体格やこれまでの成長について尋ねるか、成長後の大きさがまだ分からないことを踏まえて、余裕のある場所を用意しましょう。どれほど大きくても、飼いウサギはノウサギとは別の動物です。両者は子どもの生まれ方や育ち方などが異なり、体の大きさだけでは区別できません。

体の大きさに合う設備を選ぶ

ウサギには、楽に体を伸ばし、後ろ足で立ち、続けて数回跳べる広さが必要です。大型ウサギの場合、用品に「大型」と書かれているだけでは判断できません。中で実際に使える広さを確かめましょう。トイレは中で向きを変えられる大きさにし、入口もそのウサギの体格と動きやすさに合うものを選びます。

隠れ家には十分な大きさの出入り口が必要で、できればもう1つ出口があるものが適しています。狭い通路では、1匹が道をふさぐと、ウサギ同士のトラブルにつながることがあります。よく通る場所には、足が滑りにくい床面を用意しましょう。ラミネート加工の滑りやすい床では、部屋が広くてもウサギが使わない場所が増えることがあります。洗える敷物をずれないように敷けば、よく使う場所同士を安全に行き来しやすくなります。敷物にかじられた箇所がないか、定期的に確認してください。繊維や破片を飲み込んだ場合は敷物を交換し、ウサギに詳しい動物病院に相談してください。慣れた通り道を何度も作り直さずに掃除できる配置にしておくとよいでしょう。

足と動きやすさを定期的に確かめる

体が大きく重いウサギには、安心して歩き、楽に休める床が必要です。圧迫が続いたり、湿気や摩擦が加わったりすると、足の皮膚に負担がかかります。赤み、毛の抜けた部分や傷、姿勢の変化が見られたら、早めに獣医師に診てもらいましょう。治療の際には、床や日々の飼育環境が症状に関わっていないかも確認することが大切です。

金網の床は、ウサギが歩く場所には適しません。硬い場所、ざらついた場所、ぬれた場所だけで過ごすことも足の負担になります。清潔で乾いた、少し弾力のある床面と、十分に動ける広さを用意しましょう。高齢または太りすぎのウサギでは、関節、爪、体の状態も調べてもらうことが大切です。痛みがあると動く量が減り、毛づくろいもしにくくなって、さらに不調が生じることがあります。住まいの調整が役立つ場合もありますが、傷が繰り返しできるときは、ほかの要因も含めて診てもらう必要があります。

仲間との暮らしと安全な世話

大型ウサギには、相性の合うウサギの仲間が必要です。体格が近いウサギ同士なら、一緒に使える隠れ家やトイレを選びやすくなります。ただし、一緒に暮らせるかどうかは、互いへの反応にもよります。新しく引き合わせるときは、それぞれの行動やこれまでの関係を踏まえ、慎重に準備しましょう。経験のある保護団体や譲渡施設に、相性の合うウサギ探しを相談することもできます。

人がウサギと接するときは、できるだけ床に座るなどして、同じ高さで向き合いましょう。大型ウサギは抱き上げたときに体を安定して支えにくく、落ちるとけがをするおそれがあります。診察や必要な移動に備え、扱いに慣れた専門家に安全な支え方を教わりましょう。初めての受診までに、十分な広さと適切な大きさの入口があり、底が滑りにくい丈夫なキャリーケースを用意しておきます。運ぶ人が、ウサギを入れた状態でも安全に持ち上げて運べることも確かめてください。

食事と日々の世話を準備する

体が大きいウサギには、十分な量の餌と敷材、その両方を清潔に保管できる場所が必要です。食事の中心は干し草と適した草です。何をどの程度補うかは、体の状態と個々の必要量によって変わります。ペレットは餌を押し固めた粒で、多くのエネルギーを含むことがあります。たくさん与えても、繊維の多い干し草や草を時間をかけてかむことの代わりにはなりません。

2匹で暮らす場合は、どちらがどのように食べているかを見ておきましょう。必要な食事が異なるときは、ずっと離して飼うのではなく、追加の餌をそれぞれに与える方法が必要になることもあります。定期的に体重を量ると、少しずつ進む変化に気づきやすくなります。体重計はウサギを安全に載せられ、その体重を量れるものを選びましょう。食欲が明らかに落ちた場合や、ふんが出ていない場合は、すぐにウサギに詳しい動物病院に連絡してください。体重が減った場合や、ふんにほかの変化がある場合も、早めに診てもらいましょう。ウサギごとに食欲を簡単に記録しておくと、受診時に変化を伝えやすくなります。

よくある質問

大型ウサギは特にのんびりした性格ですか?

落ち着いて見えるウサギもいれば、とても活発なウサギもいます。十分に動ける環境はどちらにも大切です。普段と違って動かない場合は、痛みや床の歩きにくさが関係していることもあるため、単に品種の性格だと考えないようにしましょう。

大型ウサギは室内で暮らせますか?

はい。十分な広さがあり、安全に整えられた場所をいつでも使えることが条件です。滑りにくい通り道を作り、電気コードや室内の植物をかじれないようにし、相性の合うウサギの仲間と暮らせるようにしましょう。

出典・写真クレジット

写真の出典

写真: Female Flemish giant rabbit.jpg · Lithonius at English Wikipedia · Public domain. サイズを縮小し、WebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

写真: Flemish Giant 2.jpg · richie graham · CC BY 2.0. サイズを縮小し、WebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

写真: Trix the rabbit.jpg · KittensMittens2 · CC BY-SA 4.0. サイズを縮小し、WebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

写真: Sandy Flemish Giant.jpg · Shcaroline · CC BY-SA 4.0. サイズを縮小し、WebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

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