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ノルウェーの崖で海鳥の猟に使われていた犬

ノルウェジアン・ルンデフント

ノルウェジアン・ルンデフントには、それぞれの足に少なくとも6本の指があります。とても柔軟な体は、かつて険しい海岸でニシツノメドリという海鳥を捕らえるのに役立っていました。現在は活発な小型の家庭犬としても暮らしていますが、健康面には特別な配慮が必要です。迎える前には、この犬種に見られる遺伝性の腸の病気をよく知っておきたいところです。

大きさ: 小型運動量: 多めお手入れ: 毎週

基本情報

大きさ
小型
体高
32~38 cm
寿命
十分な情報がありません信頼できる範囲がないのはなぜですか?
運動量
多め
お手入れ
毎週
トレーニング
根気強く、わかりやすく導く
飼育経験
飼育経験があると安心

岩場で働いていた、身軽で活発な犬

ルンデフントはノルウェーの海岸で、岩の間や狭い穴に入って海鳥を探していました。その仕事には身軽さと、自分で考えて動く力が求められました。国際的な犬種標準では、注意深く活発で、エネルギーのある犬とされています。外出や小さな練習を一緒に楽しむことは、探索したい気持ちを生かす方法になります。

散歩では、かつての猟犬としての行動も意識したいところです。鳥や小動物に注意が向くことがあるため、出会いそうな場所ではリードを使うのが安心です。呼ばれたら戻る練習は、気が散るものが少ない場所から始めると、犬に求めていることが伝わりやすくなります。

家庭の小動物は、犬が届かない場所で暮らせるようにすることが必要です。猫には逃げ場所を用意し、双方が落ち着ける距離で出会えるようにするとよいでしょう。犬が追いかけたり、猫が強い恐怖を示したりする場合は、まず安全に分けることが優先です。子どもと遊ぶときは、大人が興奮や離れたがる様子を見守ります。寝床では邪魔されずに休めることが大切です。

ヴェーロイ島から海を眺めるノルウェジアン・ルンデフント。
ヴェーロイ島から海を眺めるノルウェジアン・ルンデフント。
ドッグショーで正面から撮影されたノルウェジアン・ルンデフント。
ドッグショーで正面から撮影されたノルウェジアン・ルンデフント。

日々の暮らし

散歩には、においを嗅ぐ時間、小さな練習、ゆったり一緒に歩く時間を組み合わせられます。柵や出入り口が安全な庭なら、体を動かす場所としても使えます。登ることが得意だった犬なので、高い場所に上がった先から外へ出られないかも確認しておくと役立ちます。

この犬種は、首と前脚を動かせる範囲が特に広いことで知られています。ただし、写真や実演のために、人が関節を無理に大きく動かすのは避けるべきです。遊ぶときも犬自身が選ぶ動きを大切にし、体を使う課題は年齢や健康状態に合わせることが勧められます。

室内では、慣れたおもちゃを探す遊びもできます。最初は見える場所に置き、分かってきたら一部を隠すと、難しさを少しずつ変えられます。犬が楽しめる程度に始め、遊んだ後には静かに眠れる場所を用意するとよいでしょう。不在時の世話や、日々の健康確認にかかる時間も暮らしの計画に含めたいところです。

留守番について

犬が留守番できるようになるには、少しずつ練習する必要があります。英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)は、1回の留守番を4時間以内にするよう勧めています。子犬や、留守番中に落ち着かなくなる犬は、留守にする時間をより短くし、段階的に練習しましょう。それ以上家を空ける場合は、犬を見てもらえる人を手配してください。

毎日のお世話

被毛は密でやや硬い上毛と、柔らかな下毛からできています。定期的なブラッシングで抜けた毛を取り、換毛期には必要に応じて回数を増やします。耳の後ろ、首、太ももは毛が長めなので、抜け毛がたまったり汚れが付いたりしていないか丁寧に確認するのがおすすめです。

通常より多い指は、それぞれの爪まで確認して手入れすることが大切です。地面にあまり触れない爪でも、伸びすぎることがあります。獣医師や経験のあるトリマーに、一つずつ確認する方法と、必要な場合の切り方を教わると役立ちます。痛がる、指を傷めている、足を普段よりよくなめるといった変化は診察の対象です。

犬用歯磨き剤を使う歯磨きは、短い練習を重ねて慣らせます。耳の赤み、普段と違うにおい、痛みがあれば獣医師に相談してください。ルンデフントでは、体重、食欲、便の変化を記録することも特に有用です。症状が繰り返される場合、いつから何が変わったかを診察で説明しやすくなります。

指が多いノルウェジアン・ルンデフントの足先の近接写真。
指が多いノルウェジアン・ルンデフントの足先の近接写真。

歴史と独特な体のつくり

犬種名は、ノルウェー語でニシツノメドリを意味する「lunde」と、犬を意味する「hund」を組み合わせたものです。海岸の入りにくい巣穴から鳥を捕らえていました。各足に少なくとも6本ある指、柔軟な関節、折り畳める耳は、岩場や狭い穴で働く際に役立った特徴です。

この犬種はヴェーロイ島の小さな集団として生き残りました。頭数の大幅な減少や病気の流行で、遺伝的な多様性が大きく減りました。犬種の中に残る遺伝的な違いが少なくなったということです。現在はノルウェーの犬種クラブが、国内の犬種団体や専門家と協力し、管理された交雑計画を進めています。選ばれたほかの北欧の犬種を交配に用い、ルンデフントを残しながら健康の改善を目指す取り組みです。

国際畜犬連盟FCIの標準では、体高は雄35〜38cm、雌32〜35cmとされています。体高は地面から肩の最も高い部分までの高さです。おおよその体重は雄7kg、雌6kgです。毛色は赤みのある色から黄褐色で、毛先の濃い色や白い部分が見られます。

健康

特に重要なのは、腸リンパ管拡張症と呼ばれる遺伝性の腸の病気です。腸の壁にある小さなリンパ管が広がり、そこからたんぱく質を多く含む液体が腸内へ漏れることがあります。体に必要なたんぱく質が失われるため、体重が減り、重い状態になる場合があります。

繰り返す下痢、嘔吐、体重減少、明らかな食欲低下があれば、早めの受診が勧められます。こうした症状には複数の原因があるため、獣医師には犬種に特有の病気のことも伝えると役立ちます。診断にはいくつかの検査が必要になる場合があります。治療は、検査結果と経過を踏まえて獣医師と計画します。食事の調整や薬が必要になることもあります。

迎える前には、血縁犬の腸の病気、これまでの検査、繁殖計画について率直に話を聞きたいところです。ノルウェーの犬種団体は、健康改善の取り組みを進める理由として、遺伝的な多様性の乏しさを挙げています。飼う場合は、検査や治療の費用を長期的に考え、この犬種について理解を深めてくれる動物病院を探しておくと安心です。

寿命

確認した犬種情報からは、ノルウェジアン・ルンデフントの信頼できる寿命の目安を示せません。

この品種はあなたの暮らしに合いそう?

こんな場合に合う可能性があります…

  • 珍しい活発な犬種について学び、一緒に外出する時間を楽しみたい。
  • 健康を丁寧に見守り、気づいた変化を分かりやすく記録できる。
  • 腸の病気について、責任ある繁殖者や譲渡団体と率直に話し合いたい。

こんな場合は合わない可能性があります…

  • 腸の症状が繰り返される場合に備え、検査や治療にかかる時間と費用を計画できない。
  • 家庭の小動物を、犬から確実に分けて飼えない。

ニーズは似ていても、犬はそれぞれ。

大きさ、運動量、お手入れ、トレーニングの特徴が共通する犬種を選んでいます。

フランスのブルターニュ地方で育った小型の嗅覚猟犬

バセット・フォーヴ・ド・ブルターニュ

小型12年より長い

フランス生まれの小型の嗅覚猟犬で、においを頼りに獲物を追ってきた犬です。小麦色から赤みのある色の粗い被毛を持ち、短い脚からは想像しにくい持久力があります。社交的で探索好きな一方、狩りへの関心も強いため、毎日の外出と根気のよい練習が暮らしの大切な部分になります。

スウェーデンの小型牧畜犬

スウェーディッシュ・ヴァルフント

小型10年より長い

短い脚とがっしりした体、周囲に注意を向ける表情が特徴的な犬です。小柄でも活動的で、家族と一緒に課題に取り組むことを楽しみます。毎日の散歩と練習に加え、健康管理の時間も考えておきたい犬種です。密な被毛には定期的なブラッシングが必要で、毛が生え替わる時期は手入れが増えることがあります。

オーストラリア生まれの小型の硬毛テリア

オーストラリアン・テリア

小型12年より長い

オーストラリアン・テリアは、小さな体で周囲をよく観察し、外を探索することが好きな犬です。硬い毛と首まわりの豊かな飾り毛には、屋外で働いてきた犬の面影があります。家では家族のそばを好む一方、散歩中は気になるにおいや小動物に夢中になることもあります。

出典と写真クレジット

  1. Teaching your dog to be left alone

    このプロフィールでの参照箇所: 留守番について

  2. Helse og stell

    このプロフィールでの参照箇所: 気質, 日々の暮らし, 毎日のお世話, 健康, 寿命, この品種はあなたの暮らしに合いそう?

  3. Norwegian Lundehund, FCI Standard No.265

    このプロフィールでの参照箇所: 大きさ / 体重, 気質, 日々の暮らし, 毎日のお世話, 歴史と独特な体のつくり, この品種はあなたの暮らしに合いそう?, 寿命

  4. Congenital and Inherited Anomalies of the Small and Large Intestines in Animals

    このプロフィールでの参照箇所: 健康

  5. Avlsprogram norsk lundehund

    このプロフィールでの参照箇所: 歴史と独特な体のつくり, 健康, 寿命

  6. Lundehundprosjektet

    このプロフィールでの参照箇所: 気質, 日々の暮らし, 歴史と独特な体のつくり, 健康, この品種はあなたの暮らしに合いそう?

  7. Dental disease in dogs

    このプロフィールでの参照箇所: 毎日のお世話

  8. Ear problems in pets

    このプロフィールでの参照箇所: 毎日のお世話

  9. Grooming and bathing pets

    このプロフィールでの参照箇所: 毎日のお世話

  10. Training your dog

    このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし, この品種はあなたの暮らしに合いそう?

写真の出典

横向き · Lundehund 2008.jpg · Andrva · CC BY-SA 3.0 · 編集済み

日常の様子 · Værøy-lundehund-2005-07-11.jpg · ZorroIII · CC BY-SA 3.0 · 編集済み

毛並みと特徴 · Lundehund-labb.JPG · ZorroIII · CC BY 2.5 · 編集済み

正面 · Norwegian Lundehund (16416583319).jpg · Pets Adviser · CC BY 2.0 · 編集済み