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獲物の発見から回収までこなす猟犬

ジャーマン・ロングヘアード・ポインター

ジャーマン・ロングヘアード・ポインターは、ドイツ・ラングハールとも呼ばれる、長い被毛を持つ大型の猟犬です。実際の猟で働く能力を重視して繁殖され、野原での探索に加えて、森や水辺でも仕事をします。迎える人には、適した訓練と狩猟の機会を用意できることが求められます。

大きさ: 大型運動量: 多めお手入れ: 週に数回

基本情報

大きさ
大型
寿命
10年より長い
運動量
多め
お手入れ
週に数回
トレーニング
頭と体を使う本格的な活動
飼育経験
飼育経験があると安心

多彩な狩猟の仕事を共にする犬

人との協力は、ジャーマン・ロングヘアード・ポインターの仕事の一部です。獲物を探し、静止して位置を知らせる犬をポインティング・ドッグといいます。見つけた物をくわえて持ち帰ることなど、撃ったあとの仕事も担います。訓練された犬は、状況によって、自分で探す、人の指示に従う、待つといった行動を使い分けます。仕事内容が幅広いため、合う血統を選び、丁寧に教えることが特に大切です。

犬種標準では、落ち着きがあり、穏やかで、訓練しやすい犬を目指しています。ただし、これは繁殖で望まれる性質で、若い犬が羽ばたくカモや知らない犬を見てどう反応するかは、その犬自身を見て知る必要があります。繁殖者を訪ねる際には、親犬に会い、子犬がどのように育てられているか話を聞く時間を取るとよいでしょう。活動後に落ち着く様子や、人への近づき方も判断の助けになります。

練習では、ごほうびを使い、何をすればよいか分かりやすく教えると役立ちます。例えば、最初は近くにある練習用の道具を持ってくることから始められます。次に、道具を置く間、待つことを加えられます。それぞれの段階で褒めることが大切です。犬が喜ぶごほうびと交換すると、落ち着いて道具を渡すことにも楽しみを持たせられます。

日々の暮らし

ドイツの犬種団体は狩猟能力を重視して選抜し、子犬を実際に狩猟をする家庭へ託すことを勧めています。これは繁殖方針で、犬を飼う際の一般的な法律上の条件ではありません。それでも、迎える人が知っておきたい大切な方針です。子犬を選ぶ前に、どのような狩猟訓練、専門家の指導、実際の仕事を用意できるか、具体的に考えておく必要があります。

仕事のある一日にも、静かな時間があります。外出後は、道具を片づける間に犬が体を乾かして眠れるとよいでしょう。散歩では、自転車が通るときや、安全に水へ入れる場所を探すときなど、頼まれたらそばにいることを教えられます。まず静かな道で、そばに待てたことを褒めます。慣れてから、少し人通りのある場所へ練習を移すとよいでしょう。

野生動物のいる場所では、リードを外して動くことや探索は、訓練の進み具合と地域の決まりに合わせる必要があります。呼び戻しは、気が散りにくい場所で始めると取り組みやすくなります。ハーネスに長い練習用リードをつなぐと、もう少し難しい道でも安全を保ちながら練習できます。戻ったら褒め、その場に問題がなければ再び探索してもらえます。気になるにおいが多い場所でも、飼い主のそばへ戻る楽しみを持たせられます。

子どものいる家庭では、寝床を静かに休める場所にしておくことが大切です。大人が触れ合いを見守り、食事中や休息中には犬をそっとしておくことを教えるとよいでしょう。小動物は、安全に分かれて暮らせるようにする必要があります。仕事で長く不在になる日には、頼れる世話の手配も欠かせません。

留守番について

犬が留守番できるようになるには、少しずつ練習する必要があります。英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)は、1回の留守番を4時間以内にするよう勧めています。子犬や、留守番中に落ち着かなくなる犬は、留守にする時間をより短くし、段階的に練習しましょう。それ以上家を空ける場合は、犬を見てもらえる人を手配してください。

出入り口に座る茶色いジャーマン・ロングヘアード・ポインター。
座っているジャーマン・ロングヘアード・ポインター。

毎日のお世話

耳、脚、尾の長い毛には、定期的な手入れが必要です。森の散歩では、くっつきやすい植物や細い小枝が入り込むことがあります。週に複数回、また外出後に必要であれば、優しくくしを通すとよいでしょう。小さなもつれは、早めのほうがほぐしやすいことが多くあります。皮膚の近くで固く絡まっているときは、経験のあるトリマーへ相談することが勧められます。

背の高い草の中を歩いたあとは、足先、指の間、耳にとがった草の穂が付いていないか確認するとよいでしょう。こうした植物片は、毛や皮膚に刺さることがあります。突然頭を振る、足先を舐め続ける、片目を強く閉じているといった様子は、獣医師の診察が必要です。水での仕事のあとは体を乾かし、清潔で乾いた場所で休めるようにします。若い犬には、ごほうびを使った短い手入れの練習を通じて、こうした確認に慣れてもらうとよいでしょう。

ドッグショーで横向きに立つ茶色いジャーマン・ロングヘアード・ポインター。
ドッグショーに参加するジャーマン・ロングヘアード・ポインター。

犬種の歴史、体の特徴と子犬の育ち

1879年から、独立した犬種として繁殖されてきました。後に作られた標準では、当時の長毛猟犬から、特徴がよりそろい、多彩な仕事をこなせる犬を育てることが目指されました。現在も、実際の狩猟と強い結びつきがあります。被毛にはさまざまな茶色や、茶色と白の模様があります。

各国の犬の登録団体が加盟する国際畜犬連盟FCIの標準では、オスの体高は60〜70cm、理想の範囲は63〜66cmです。メスの体高は58〜66cm、理想の範囲は60〜63cmです。体高は、犬が立った状態で、地面から肩の上の最も高い部分までを測ります。体重は平均30kgとされています。標準では、認められる大きさの範囲と、その中でも理想とされる範囲を分けています。

子犬には、小さな探し物遊び、自分から飼い主へ戻ってくる経験、開いた扉の前で落ち着いて待つ練習などが、最初の基礎になります。体への負荷は年齢に合わせる必要があります。定期的な休息と成長に適した食事を用意し、成犬の猟犬のような持久力をまだ求めずに育てるとよいでしょう。

緑のおもちゃと一緒にいる11歳のジャーマン・ロングヘアード・ポインター。
おもちゃと一緒にいる11歳のジャーマン・ロングヘアード・ポインター。

健康

迎える準備には、両親犬の健康検査の記録を確認することも含まれます。ドイツの犬種団体の2023年の繁殖規則では、股関節、肘、肩の所見が考慮されています。股関節形成不全は、股関節の発達に異常が生じ、不安定になる病気です。肘関節形成不全は、肘の発達に関わる複数の異常を含みます。報告書では、検査された犬が明確に特定でき、所定の方法で評価されていることを確かめるとよいでしょう。

犬種団体は2023年7月から、眼科検査の結果を継続して集める白内障の調査も行っています。白内障は、目の中の水晶体が濁り、見え方に影響することがある病気です。水晶体は、光を集めてはっきり見るための透明なレンズです。日付のある専門的な眼科検査の結果と、犬種団体の現在の規則を確認するとよいでしょう。結果が示すのは検査時点の目の状態なので、その後に変化があれば改めて獣医師の診察が必要です。

足を引きずる、立ち上がりにくい、目の見た目が変わるといった様子は、獣医師に診てもらうことが大切です。年齢を重ねた犬には、実際の動きやすさを見ながら、散歩や仕事を調整できます。Fellfolioには体重、検査結果、気づいた健康の変化を記録できます。診察時に、例えば立ち上がりにくくなったのがいつごろかを説明する助けになります。

この品種はあなたの暮らしに合いそう?

こんな場合に合う可能性があります…

  • 狩猟能力を重視して繁殖された多彩な猟犬を望み、専門的な訓練と仕事の機会を用意できる。
  • 探す、呼ばれたら戻る、待つ、持ち帰る練習を根気よく楽しみ、日々の世話を確実に手配できる。
  • 森、草地、水辺での活動後に、手入れや体の確認をする時間を取れる。

こんな場合は合わない可能性があります…

  • 犬に狩猟を教え、一緒に猟の仕事をするつもりはない。
  • 子どもとの触れ合いを十分に見守れない、または小動物を犬から安全に分けておけない。
  • 仕事で長時間不在にし、安心して世話を頼める人を用意できない。

ニーズは似ていても、犬はそれぞれ。

大きさ、運動量、お手入れ、トレーニングの特徴が共通する犬種を選んでいます。

獲物の発見から回収までこなす猟犬

ラージ・ミュンスターレンダー

大型10年より長い

ラージ・ミュンスターレンダーは、野原、森、水辺で働くために育てられた、黒と白の大型猟犬です。獲物を探し、静止して位置を知らせ、撃ち落とされた獲物を回収します。丁寧な訓練を楽しみ、定期的に一緒に実際の猟の仕事ができる人に向いています。

ヨークシャー原産の大きなテリア

エアデール・テリア

大型10年より長い

硬い被毛に長い頭、そして目を引くあごひげ。エアデールは、ひと目で印象に残る犬です。テリアの中では最も大きく、小さなテリアたちと同じように好奇心や自立心を備えています。生まれ故郷はイングランドのヨークシャーで、川岸での狩りに使われていました。一緒に外へ出かけることを楽しみ、根気よく教え、定期的な被毛の手入れにも時間をかけられる人に向いています。

密な下毛を持つ日本のスピッツ系の犬

秋田犬

大型10~12年

秋田犬は、密な下毛、立ち耳、巻いた尾を持つ大きな犬です。親しい人と強く結びつく一方、知らない人には距離を置くことがあります。自分で判断する性質と狩りの本能があるため、出会いを落ち着いて見守り、日々の練習に時間をかけられる人に向いています。

出典と写真クレジット

  1. Teaching your dog to be left alone

    このプロフィールでの参照箇所: 留守番について

  2. Canine Elbow Dysplasia

    このプロフィールでの参照箇所: 健康

  3. Canine Hip Dysplasia

    このプロフィールでの参照箇所: 健康

  4. Position Statements and Humane Dog Training

    このプロフィールでの参照箇所: 気質, 毎日のお世話

  5. Zuchtordnung, 8. Ausgabe 04.06.2023

    このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし, 健康, この品種はあなたの暮らしに合いそう?

  6. Monitoring-Katarakt

    このプロフィールでの参照箇所: 健康

  7. German Longhaired Pointer

    このプロフィールでの参照箇所: 毎日のお世話, 寿命

  8. FCI Standard No. 117: German Longhaired Pointing Dog

    このプロフィールでの参照箇所: 大きさ / 体重, 気質, 毎日のお世話, 犬種の歴史、体の特徴と子犬の育ち

  9. Cataracts in Dogs

    このプロフィールでの参照箇所: 健康

  10. Grass Seeds in Dogs

    このプロフィールでの参照箇所: 毎日のお世話

  11. Exercising Your Puppy

    このプロフィールでの参照箇所: 犬種の歴史、体の特徴と子犬の育ち

  12. Training Your Dog to Be Left Alone

    このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし

  13. Understanding Your Dog’s Behaviour

    このプロフィールでの参照箇所: 気質

  14. Children and Dogs

    このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし, この品種はあなたの暮らしに合いそう?

  15. Train Your Dog to Come When Called

    このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし, この品種はあなたの暮らしに合いそう?

写真の出典

正面 · Dixie vom schoenrain.jpg · Indierocka · Public domain

横向き · Wyżeł niemiecki długowłosy 2009 pl.jpg · Pleple2000 · CC BY-SA 4.0 · 編集済み

シニア犬 · Deutsch Langhaar Vorstehhund.jpg · Kirste · Public domain

日常の様子 · Deutsch-Langhaar2.jpg · fuglu · CC BY-SA 1.0 · 編集済み