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番犬

ブルマスティフ

ブルマスティフは大型の番犬で、家族と強い絆を結ぶことがよくあります。毎日数回散歩に連れ出し、早いうちからリードをつけて歩く練習や来客時のしつけをして、その力を日常で安全に扱えるようにしましょう。

大きさ: 大型運動量: 多めお手入れ: 少なめ

基本情報

大きさ
大型
体高
61~69 cm
体重
41~59 kg
運動量
多め
お手入れ
少なめ
トレーニング
負荷の高い活動
飼育経験
飼育経験があると安心

用心深いまなざしの背景にある歴史

19世紀のイングランドで、ブルマスティフは夜回りをする猟場番人に付き添っていました。不審者を見つけ、助けが来るまで取り押さえる役目を担っていたのです。家庭犬には、番犬としての役目は必要ありません。それでも見慣れない人を注意深く見つめることがあるため、この体格の犬には落ち着いてあいさつさせることが特に大切です。

多くのブルマスティフは家族のそばにいることを好みます。来客時には、飼い主が人を迎える間、犬には少し離れた場所で待たせるなど、落ち着いた手順を決めておくとよいでしょう。皆が落ち着いてから、犬に来客とあいさつさせます。力ずくの訓練より、人や日常のさまざまな状況に子犬のうちから穏やかに慣らすことが大切です。

草地を背景に、赤い首輪を着けた、縞模様の被毛を持つブルマスティフのメスを写した頭部のポートレート。
2歳のメス。暗色のマスク模様と、縞模様の被毛が見られます。

日々の暮らし

英国の動物福祉団体PDSAは、成犬のブルマスティフには、複数回の散歩に分けて1日約2時間の運動を勧めています。この体重のある犬には、自転車の横を長く走らせるより、一緒に歩くこと、においを嗅ぐこと、短いトレーニングを組み合わせるほうが向いています。子犬や若い犬に、成長する前から激しい運動をさせないでください。暖かい日は散歩を短くし、日陰を選びましょう。呼吸音がいつもより大きくなったら散歩を切り上げ、動物病院に連絡してください。目に見えて呼吸が苦しそうな場合は、すぐにかかりつけの動物病院または救急対応の動物病院へ電話してください。

リードを引かずに歩く練習は、早いうちから始めましょう。ブルマスティフが引っ張るようになると、力だけで抑えられるとは限りません。子どもと一緒にいるときは目を離さないでください。愛情からの元気なあいさつでも、子どもを倒すことがあります。小動物と犬だけにしないでください。PDSAは、この犬種の強い捕食本能を指摘しています。

留守番について

犬が留守番できるようになるには、少しずつ練習する必要があります。英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)は、1回の留守番を4時間以内にするよう勧めています。子犬や、留守番中に落ち着かなくなる犬は、留守にする時間をより短くし、段階的に練習しましょう。それ以上家を空ける場合は、犬を見てもらえる人を手配してください。

小柄な黒いプードルとテリアのミックス犬と遊ぶブルマスティフ
ほかの犬との遊び

毎日のお世話

短く密着した被毛は、通常、週に一度のブラッシングで十分です。顔のしわは、より丁寧に手入れしましょう。しわに湿気や汚れがたまると、皮膚が刺激されたり感染したりすることがあります。必要に応じてやさしく拭き、最後によく乾かしてください。

ブルマスティフは、特に食事や飲水のときによだれをよく垂らします。日頃から布を用意しておきましょう。しわの中に赤みやにおいがある、皮膚がただれている場合は、動物病院で診てもらってください。

大きさと体格

犬種標準では、メスの体高は約61~66cm、体重は41~50kg、オスは体高64~69cm、体重50~59kgとされています。胸は幅広く深く、肩と後肢は力強く発達しています。体は大きくても、重々しく鈍い歩き方ではなく、自由で安定した歩き方ができることが望まれます。

背中は短くまっすぐで、被毛は短く硬めです。幅広く四角い頭、黒いマスク模様、短いながらも完全には平らでない鼻先から口にかけての部分が特徴です。毛色には黄褐色のフォーン、赤みのあるレッド、縞模様のあるブリンドルがあります。体重のある犬だけに、頭がひときわ大きいことより、楽に動けることと静かな呼吸を重視しましょう。

岩場に横向きで立つ成犬のブルマスティフ
横から見た姿

健康

子犬を迎える前に、両親犬の健康記録を見せてもらいましょう。英国ケネルクラブは、ブルマスティフに股関節、肘関節、眼の検査を推奨しています。股関節や肘関節の形成が不十分だと、痛みや関節炎につながることがあります。両親犬それぞれの具体的な検査結果を確認し、内容の説明を受けてください。

鼻先から口にかけての部分が短いと、呼吸や体温調節が難しくなることがあります。PDSAによると、呼吸音が大きい、すぐに疲れる、暑い天候で苦しそうにするといった様子は、犬種特有の無害な癖ではなく、気道が狭くなっている兆候かもしれません。このような症状がある犬は、動物病院で診察を受ける必要があります。

ブルマスティフには、胃が膨らんでねじれる胃拡張胃捻転のリスクもあります。何度も吐こうとしても何も出ない、急にひどく落ち着かなくなる、お腹が膨らんで見える場合は、すぐに救急対応の動物病院へ電話し、受診してください。目に見えてお腹が膨らむまで待たないでください。胃捻転が起きていても、お腹の見た目に変化がないことがあります。

この犬種はあなたの暮らしに合いそう?

こんな場合に合う可能性があります…

  • とても力の強い犬を安全に扱え、来客との落ち着いたあいさつを練習できます。
  • 毎日数回の散歩をする時間があり、室内で犬がゆったり動けるスペースがあります。

こんな場合は難しいことがあります…

  • 幼い子どもや小動物と犬が、目の届かない状態で一緒に過ごすことが多くなります。
  • 長距離を速く走るときの伴走犬を探しています。

ニーズは似ていても、犬はそれぞれ。

大きさ、運動量、お手入れ、トレーニングの特徴が共通する犬種を選んでいます。

作業犬

ロットワイラー

大型10年以上

ロットワイラーは家族と深い絆を結ぶことが多く、力の強い犬です。来客やほかの犬と会う練習は早いうちから始め、みんなが落ち着いていられるよう十分な距離を取りましょう。毎日の散歩と短いトレーニングの時間も設けてください。

作業犬・番犬

ドーベルマン

大型10年以上

ドーベルマンは運動能力が高く、警戒心の強い犬で、毎日の運動と飼い主と一緒に取り組む課題が必要です。日常でその力強さに安全に対応できるよう、リードをつけて歩くこと、呼び戻し、落ち着いた対面を早いうちから練習しましょう。

ポインティング・ドッグ

ジャーマン・ショートヘアード・ポインター

大型10年以上

ジャーマン・ショートヘアード・ポインターは持久力のある猟犬です。獲物を探し、見つけると立ち止まって居場所を示し、撃たれた獲物を回収します。猟をしない暮らしでも、長い散歩やにおいを使う作業が必要で、野生動物の気配がある場所でも呼び戻せるよう練習しておくことが大切です。

出典と写真クレジット

  1. Teaching your dog to be left alone

    このプロフィールでの参照箇所: 留守番について

  2. Bullmastiff · breed profile and health

    このプロフィールでの参照箇所: 気質, 日々の暮らし, 毎日のお世話, 健康, この犬種はあなたの暮らしに合いそう?

  3. Bullmastiff · breed standard

    このプロフィールでの参照箇所: 大きさと体格

  4. First aid for pets struggling to breathe

    このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし

  5. GDV (Gastric Dilatation Volvulus) in dogs

    このプロフィールでの参照箇所: 健康

  6. Bullmastiff · breed guide

    このプロフィールでの参照箇所: 大きさ / 体重, 気質, 日々の暮らし, 毎日のお世話, 大きさと体格, 健康, 寿命, この犬種はあなたの暮らしに合いそう?