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爬虫類 · 爬虫類の種類別飼育ガイド

ヒョウモントカゲモドキの飼い方:飼育環境、餌、健康管理

ヒョウモントカゲモドキは主に地面で暮らし、明け方や夕暮れに活発になります。隠れ家で長い時間を過ごし、必要に応じて暖かい場所と涼しい場所を行き来します。そのため、飼育ケージには温かい側と涼しい側の両方に隠れ家を設け、温度を調節できる熱源を用意します。別に湿った隠れ家があると、古い皮膚を脱ぐ「脱皮」に役立ちます。

温度、UVBの照射量、湿度は、設備や隠れ家を配置した状態の飼育ケージで確認します。UVBは紫外線B波のことで、体内でビタミンD3を作り、餌から得たカルシウムを骨の形成と維持に使う助けになります。ヒョウモントカゲモドキを迎える前に、設備を少なくとも1週間試運転しましょう。

Eublepharis macularius

枝に乗って上を見上げるヒョウモントカゲモドキ
温度を選べる環境
体を温める場所と涼しい側で、温度をそれぞれ測ります。
3つの隠れ家
温かい側と涼しい側に1つずつ隠れ家を設けると、身を隠しながら温度を選べます。さらに湿った隠れ家があると、古い皮膚を脱ぎやすくなります。
生きた餌
餌にする昆虫にも水と適切な餌が必要です。カルシウムとビタミンの補助剤は量に気をつけて使います。
単独で飼う
ヒョウモントカゲモドキは、飼育ケージに仲間を必要としません。

迎える前に飼育ケージを整える

新しく飼育ケージを用意するなら、床面は少なくとも約91 × 46 cm、高さは46 cmを目安にします。これは爬虫類の専門飼育ガイドReptiFilesが成体向けに勧める大きさで、法律上の最低基準ではありません。床面が広いほど、温かい側と涼しい側の隠れ家の間を長く移動できます。ヒョウモントカゲモドキは地面で餌を探し、温度の異なる場所を行き来します。ケージは脱走を防げる構造で、換気がよく、掃除しやすいものにします。暖房器具のそばや風が直接当たる場所、直射日光の当たる場所では、ケージ内の温度を管理しにくくなります。

温かい側と涼しい側に隠れ家を1つずつ置くと、ヒョウモントカゲモドキは身を隠したまま適した温度を選べます。どちらもぐらつかず、入り口に鋭い部分がないものにします。3つ目の隠れ家には湿ったコケを入れます。内部の湿度が高くなり、特に脱皮に役立ちます。低くて安定した石や枝を置くと、ケージ内を移動する経路も増やせます。

温度とUVBを確認しながら整える

ヒョウモントカゲモドキは周囲の環境から体を温めます。英国の動物福祉団体RSPCAは、体を温める場所を28~30 °C、涼しい側を24~26 °Cとしています。熱源にはそれぞれ適したサーモスタットを取り付けます。サーモスタットは温度センサーの測定値に応じて加熱を調節する装置です。両側にデジタル温度計を置けば、実際の温度を確認できます。加熱ランプには、触れてやけどをしないよう保護カバーが必要です。夜は照明を消します。室温が低くなりすぎる場合に限り、光を出さず、温度を調節できる補助熱源を使います。

UVBはヒョウモントカゲモドキがビタミンD3を作る助けになり、ビタミンD3はカルシウムを利用するために必要です。RSPCAは、温かい側の一部に照射量の弱いUVB管を設置し、そこから完全な日陰まで光が徐々に弱まる配置を紹介しています。動物がいる場所でのUVBの強さは、ランプとの距離、間にある網、ランプの使用期間によって変わります。設置距離と交換時期はメーカーの説明に従ってください。見た目の明るさやワット数だけでは、動物に届くUVBの強さは分かりません。体色の品種によっては、光に敏感な個体もいます。迎える個体に当てはまるか、どのような照明がよいかは、爬虫類の診療経験がある獣医師に相談するとよいでしょう。

ケージ内は比較的乾燥させ、隠れ家の1つを湿らせる

RSPCAは、涼しい側で測ったケージ内の湿度を約30~40%としています。湿度は湿度計で測れます。床材が濡れていたり、ガラスに結露が付いたりしている場合は、湿気がこもり、空気の循環が悪くなっている可能性があります。湿った隠れ家のコケは軽く湿った清潔な状態に保ち、ほかの場所は比較的乾燥させて、十分に換気します。

床材はケージの床を覆う素材です。ヒョウモントカゲモドキが歩きやすく、餌を食べるときに適さない素材を飲み込む危険が少ないものを選びます。健康な成体向けに、RSPCAは清潔な有機質の土と、子どもの砂遊びに使う適切な砂を混ぜた床材を紹介しています。幼い個体は、初めは固い床面のほうが様子を観察しやすくなります。カルシウムサンド(カルシウムを含む砂)や大きな木片は適しません。平らな石やスレート(粘板岩)は熱を蓄えます。置く前に、鋭い縁がないか、ぐらつかないかを確かめましょう。

大きさに気を配り、いろいろな昆虫を与える

ヒョウモントカゲモドキは主に、背骨のない動物である無脊椎動物を食べます。餌にはイエコオロギを含むコオロギ類やバッタ類など、適した昆虫を使います。大きさはヒョウモントカゲモドキの頭を超えないものにします。適した昆虫を複数の種類から選ぶと、餌に変化をつけられます。餌にする昆虫にも水と適切な餌が必要です。ヒョウモントカゲモドキに与える前に昆虫に栄養のある餌を与えると、昆虫の餌としての栄養価が高まります。食べ残した昆虫はヒョウモントカゲモドキをかむことがあるため、取り除きましょう。

カルシウムとビタミンの補助剤は、製品の説明に従って控えめに使います。適切に設定したUVB照明によって、追加のビタミンD3がどれだけ必要かは変わります。多すぎても害になることがあります。幼い個体は成体より頻繁に餌を必要とします。定期的に体重を測ると、成長や体つきに合わせて餌の量を調整しやすくなります。涼しい側には浅い容器を置き、清潔な飲み水をいつでも飲めるようにします。

落ち着いて接し、単独で飼う

ヒョウモントカゲモドキに仲間は必要なく、一緒に飼うと攻撃し合うことがあります。迎えた直後は、落ち着いてケージ内を探索できるようにします。後で体の確認が必要になったら、両手を下から添え、4本の足すべてを支えながらそっと持ち上げられます。尾をつかんだり引っ張ったりしないでください。尾が切れることがあり、回復にはエネルギーを使います。

後ずさりしたり、かみつこうとしたりするのは、距離を取りたがっている合図です。そのときは無理に触れず、離れて見守りましょう。ケージ内で観察すれば、どの温度帯を使っているか、餌を食べているか、便に変化がないかを確認できます。ケージの外には管理された暖かさがありません。涼しい場所に長くいると、体も冷えていきます。子どもが接するときは大人がそばで見守り、ほかのペットは近づけないようにします。

脱皮と健康状態の変化に気を配る

脱皮では、成長したときや古い皮膚が傷んだときに、体の表面の皮膚が新しくなります。脱皮前は皮膚の色がくすんで見えます。通常は湿った隠れ家で古い皮膚を緩め、大きめのまとまりで脱ぎます。脱いだ皮膚を食べる個体も多くいます。指先や目の周りに皮膚が残ると、問題になることがあります。残った皮膚を引っ張って取らないでください。下にある新しい皮膚を傷つけるおそれがあります。皮膚が取れずに残る場合は、爬虫類の診療経験がある獣医師に相談しましょう。

著しく弱っている、または呼吸が苦しそうな場合は、直ちに獣医師の診察を受けてください。体重減少、便の変化、腫れ、筋肉のぴくつきがあれば、早めに爬虫類の診療経験がある獣医師に相談しましょう。RSPCAは、UVBやカルシウムが不足すると骨の病気につながることを説明しています。毎日短時間様子を見て、ときどき体重を測って記録すると、変化に気づきやすくなります。爬虫類は病気の原因となるサルモネラ菌を保有していることがあるため、ヒョウモントカゲモドキに触れた後やケージを掃除した後は手を洗いましょう。

よくある質問

ヒョウモントカゲモドキは頻繁に触れ合うペットですか?

短時間の落ち着いた健康チェックに慣れる個体は多くいます。ただ、頻繁に持ち上げることよりも、隠れられる環境を用意し、ケージ内で様子を観察することが大切です。

脱皮のためにケージ全体を湿らせる必要はありますか?

いいえ。ケージ内の基本的な環境は比較的乾燥させます。別に湿った隠れ家を設けると、脱皮するときに湿度の高い場所を利用できます。

出典・写真クレジット

写真の出典

写真: A leopard gecko rests on a piece of driftwood · Andrey Tikhonovskiy · Unsplash License. 既存のFellfolioの写真をトリミングして縮小し、WebP形式に変換しました。

写真: Eublepharis macularius.jpg · Kerstin Franke (Tinie) · CC BY-SA 3.0. 縮小してWebP形式に変換しました。画像の内容は変更していません。

写真: Eublepharis macularius 01.jpg · Animal Kingdom Pet Hospital · CC BY-SA 2.0. 縮小してWebP形式に変換しました。画像の内容は変更していません。

写真: Leopard gheko molting.jpg · Bobjgalindo · CC BY-SA 4.0. 縮小してWebP形式に変換しました。画像の内容は変更していません。

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