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馬 · 馬の品種

ウェルシュ・ポニー・コブ・タイプ|セクションCの特徴と飼育

ポニーほどの背丈に、厚みのある体としっかりした脚。ウェルシュ・ポニー・コブ・タイプは、ウェルシュのセクションCに当たる馬です。セクションBと体高の上限は同じですが、並べて見ると、セクションCのがっしりした体つきや力強い動きに違いが表れます。

乗馬にも馬車にも使われていますが、どんな活動が向くかは、個々の健康状態や体力、受けてきた調教によって変わります。幅広の背中や勢いのある速歩を見ただけでは、どれほどの負担に耐えられるかまでは分かりません。

人に引かれて速歩をする鹿毛のウェルシュ・セクションC
体高の上限
ウェルシュ・ポニー・アンド・コブ協会は、セクションCをがっしりしたウェルシュ・ポニーのタイプとし、体高の上限を137.2cmとしています。
乗馬と馬車の違い
人を乗せることと車両を引くことは別の技術です。それぞれに合う調教と道具が必要です。
毎日の手入れ
飾り毛の下の皮膚や蹄を確認し、食事が体の状態に合っているかも見ていきたいところです。

セクションCはどんな馬?

ウェルシュの血統書は、A、B、C、Dの四つのセクションに分かれています。コブは、筋肉が発達した、がっしりした体つきの馬を指す言葉です。セクションCにはその特徴が表れ、セクションBはより乗用ポニーらしい体つきをしています。どちらも体高の上限は137.2cmで、地面から、首の付け根と背中の境にあるき甲までを測ります。

セクションCは、セクションDのウェルシュ・コブを小柄にしたようなタイプです。第二次世界大戦後には、ウェルシュ・マウンテン・ポニーとウェルシュ・コブの交配もその発展に関わりました。登録上の区分なので、体に厚みのあるポニーなら何でもセクションCになるわけではありません。

小柄でも、体つきは力強い

しっかりした背中と筋肉の発達した後躯が特徴です。後躯とは腰やお尻、後ろ脚の辺りで、前へ進む力を生み出します。動きは力強く、まっすぐ伸びやかであることが求められます。脚の下部には、絹のような適度な飾り毛が生えます。毛色は幅広く認められていますが、大きな白い斑と別の色が組み合わさるピントの毛色は除かれます。

体格を見るときには、歩き方や蹄、背中の状態、鞍が合っているかまで専門家と確かめるとよいでしょう。がっしりしていることを根拠に、乗り手の体重の上限を一律に決めることはできません。実際の体力や調教、道具、予定している運動を合わせて考える必要があります。

馬車を引くには専用の練習が必要

馬車を引く際には、馬と車両をつなぎ、引く力を伝えるための装具であるハーネスを使います。馬はその感触や車両の音、合図に段階的に慣れる必要があります。乗馬の経験がある馬でも、それだけで馬車を安全に引けるわけではありません。馬車の調教に詳しい専門家のもとで練習するのがよいでしょう。

日々の運動では、止まる、ゆったり曲がる、歩くといった基本を分かりやすく伝え、できたらすぐに褒めることが役立ちます。体力づくりは少しずつ進めたいところです。見栄えのよい速歩ができる馬でも、初めから長時間のきつい運動に耐えられるとは限りません。

自由に動き、仲間と休める環境

毎日自由に動ける場所に加え、ほかの馬と過ごす機会や、乾いた休息場所を用意したいところです。群れで暮らす場合は、通路や餌場の間隔にも気を配る必要があります。小柄な馬や気の弱い馬も、ほかの馬に進路をふさがれず、水や餌、休む場所に行けるかを確かめましょう。

冬や雨の日にも手入れしやすいよう、明るく使いやすい作業場所があると役立ちます。雨風を避けられる乾いた場所と、清潔な足場も必要です。乗馬や馬車を休む日にも、体調の確認や手入れは続けることになります。

筋肉と脂肪を見分けて食事を調整する

もともと厚みのある体つきなので、筋肉と余分な脂肪を見分けることが大切です。エネルギーの多い餌を与えすぎると、太りすぎにつながるおそれがあります。首や肋骨、お尻の辺りに触れて体の状態を確かめ、肋骨が強く押さないと分からない、あるいはほとんど触れない場合は、専門家と食事を相談するとよいでしょう。

食事の基本は、乾草や牧草など繊維の多い飼料です。こうした餌は、時間をかけて噛むことを促し、消化を支えます。追加するエネルギーやミネラルなどの栄養は、運動量と体の状態に合わせて調整します。太ってきたときは餌の内容や放牧中に食べる草の量を見直し、長時間何も食べさせない方法は避ける必要があります。

飾り毛の下まで確認する

脚の飾り毛は毎日かき分け、皮膚まで確認するとよいでしょう。ぬれた毛や泥で覆われていると、傷や腫れが見えにくくなります。かさぶた、ただれ、腫れ、触れたときの痛みがあれば、獣医師に相談する必要があります。洗うのは必要なときにとどめ、洗った後は優しく、しっかり乾かすことが大切です。

蹄の汚れは毎日取り除き、伸びた蹄を整える削蹄などは、その馬に合った間隔で専門家に依頼します。太りすぎは、蹄の内側で骨を支える組織が傷んで強い痛みを生じる蹄葉炎のリスクも高めます。歩幅が急に小さくなったり、方向転換を嫌がったりしたら、すぐに獣医師へ連絡しましょう。

やりたいことと、馬の経験を合わせる

馬車を引く馬を探しているなら、馬車の指導者と一緒に実際の動きを確かめるとよいでしょう。乗馬が目的なら、これまでの乗り手や得意な練習について聞き、慣れた場面での様子を見せてもらいます。品評会での華やかな姿だけでは、普段の扱いやすさまでは分かりません。

健康記録や過去の蹄の問題、今の食事についても確認し、購入前には独立した立場の獣医師による診察を受けると役立ちます。飼育費には、住まいと日々の世話のほか、必要な指導や道具の費用も含めて考えましょう。

よくある質問

セクションBとは何が違いますか?

体高の上限はどちらも137.2cmですが、セクションCはより筋肉質で、がっしりしたコブらしい体つきをしています。セクションBはより乗用ポニーらしいタイプです。体高だけでは、この違いは分かりません。

セクションCなら、どの馬も馬車を引けますか?

馬車を引くための調教を受けているか確認する必要があります。ハーネスの感触や車両の音、専用の合図に慣れる練習が必要で、乗馬の経験だけでは代わりになりません。

出典・写真クレジット

写真の出典

写真: Welsh-C-Trot.jpg · MBurger · CC BY-SA 3.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

写真: Welshc nerys.JPG · Hanna V · CC BY-SA 3.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

写真: Blonde Bombshell EXPLORE 1st March - Flickr - pipilongstockings.jpg · pipilongstockings · CC BY 2.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

写真: Welsh C en show.jpg · Elevage de maika · CC BY-SA 4.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

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