シチリア島のウサギ猟犬
チルネコ・デル・エトナ
チルネコ・デル・エトナは、シチリア島でウサギ猟に使われてきた犬です。大きな立ち耳、細身の体、短く細い被毛が特徴です。起伏のある土地で獲物を探していた犬らしく、においや周囲の動きに敏感です。運動に加え、家族と過ごす時間や、無理なく学べる練習も暮らしの中で大切になります。
基本情報
- 大きさ
- 中型
- 体高
- 44~50 cm
- 体重
- 8~13 kg
- 寿命
- 10年より長い
- 運動量
- 多め
- お手入れ
- 毎週
- トレーニング
- 根気強く、わかりやすく導く
- 飼育経験
- 飼育経験があると安心
鼻と耳と目を使い、周囲を探る小さな猟犬
チルネコは鼻、耳、目を使って周囲を探ります。岩や茂みの多い場所では、姿が見える前にウサギの気配をにおいや音で捉えることが役立ちました。散歩でも、同じ場所のにおいを長く嗅いだり、突然耳を立てたりする様子が見られます。何に関心を向けているかを見ながら、調べる時間を取ってあげるとよいでしょう。
犬種標準では、愛情深く、注意力があり、意志の強い犬とされています。その好奇心は、練習に誘うきっかけにもなります。最初は分かりやすい課題を用意し、できたところでご褒美を渡すと、参加する楽しさを覚えやすくなります。同じ練習を延々と続けると飽きることもあります。短い時間で目標を一つ決める方が、小さな進歩に気づきやすくなります。
日々の暮らし
一緒に歩く散歩、においを使った遊び、柵で囲まれた場所での運動を組み合わせると、活動に変化をつけられます。食べ物探しなら、いつものフードを数粒、見つけやすい場所に置くところから始められます。遊びを理解したら、少しずつ隠し場所を変えます。使う分は一日の食事量から取り分けておくのがおすすめです。
野生動物のにおいを追い始めると、そのまま離れていくことがあります。散歩ではリードを使い、においを追って離れてしまわないようにすることが大切です。呼び戻しは、決めた合図で飼い主のところへ戻る練習です。まず静かな場所で始め、戻った直後に褒めてご褒美を渡します。距離を伸ばす段階では、長いトレーニング用リードが役立ちます。道路の近くや野生動物がいる場所では、確実につないでおく必要があります。
健康状態や年齢に合っていれば、ルアーコーシングという運動を楽しむ選択肢もあります。決められたコースで、人工の疑似餌を追うドッグスポーツです。経験のあるクラブに導入方法を聞き、始める前に獣医師と体の状態を確認すると、無理のない計画を立てやすくなります。
留守番について
犬が留守番できるようになるには、少しずつ練習する必要があります。英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)は、1回の留守番を4時間以内にするよう勧めています。子犬や、留守番中に落ち着かなくなる犬は、留守にする時間をより短くし、段階的に練習しましょう。それ以上家を空ける場合は、犬を見てもらえる人を手配してください。

毎日のお世話
細く短い被毛には、適した柔らかいブラシを使えます。短毛でも毛は抜けるため、ブラッシングで取り除きながら、皮膚の変化、マダニ、小さな傷がないかを見ると役立ちます。石の多い場所を歩いた後は、足先も確認したいところです。普段より慎重に歩くようなら、傷や違和感がないか注意が必要です。
大きな耳も定期的に見ておくと、変化に気づきやすくなります。いつもと違うにおい、分泌物、繰り返しかく様子、頭を振る動作があれば、獣医師に相談するとよいでしょう。歯の手入れには犬用の歯ブラシと歯磨き剤を使い、少しずつ慣らせます。優しく触れる短い練習とご褒美を組み合わせると、日々のケアを受け入れやすくなります。

シチリアでの歴史と新しい暮らしへの慣らし方
名前はシチリア島の火山、エトナ山に由来します。ただし、この犬種が暮らしてきたのは山の斜面だけではありません。国際的な犬種標準でも、ウサギ猟のための犬として説明されています。成犬の雄は体高46〜50cm、体重10〜13kg、雌は体高44〜48cm、体重8〜11kgとされています。体高は、地面から肩のいちばん高い部分までの高さです。
子犬は生活の音や場面を、小さな段階に分けて経験するのがよいでしょう。多くの相手に続けて会うより、短い外出で静かに観察する時間が役立つこともあります。ハーネス、車での移動、手入れも、心地よい経験と結びつけて慣らせます。休むことや、ごく短い留守番も少しずつ練習します。一人で過ごす時間は、今の長さを落ち着いて過ごせるようになってから伸ばしていきます。

健康
子犬を迎える前には、両親の診察や検査の結果を見せてもらい、近い血縁の犬にどんな病気があったかを聞くと役立ちます。報告書は、内容も説明してもらうことが大切です。子犬がどのように育ち、何を経験し、どんなケアを受けてきたかも確認しておきたい点です。成犬では、過去の医療記録と以前に見られた症状が特に参考になります。
予防接種、寄生虫対策、歯の検査、体重管理は、獣医師とその犬に合った計画を立てられます。足をかばう、食事や飲水の量が大きく変わる、普段のことに関心を示さなくなるといった変化は、診察を受けたいサインです。日付を添えて記録しておくと、記憶だけに頼らず経過を伝えられます。
この品種はあなたの暮らしに合いそう?
こんな場合に合う可能性があります…
- 犬と周囲を探索することが好きで、根気よく練習し、安全に運動できる場所を用意できる。
- ほかの動物との経験を確認してから対面を計画でき、ウサギなどの小動物とは確実に分けて飼える。
- 子どもに穏やかな接し方を教え、一緒の活動を見守り、食事中や睡眠中の犬を休ませられる。
こんな場合は合わない可能性があります…
- 運動が少なくて済み、外でも野生動物にほとんど関心を示さない犬を希望している。
- 野生動物に気を取られる場所でもリードを外したいが、安全に囲われた運動場所は用意できない。
ニーズは似ていても、犬はそれぞれ。
大きさ、運動量、お手入れ、トレーニングの特徴が共通する犬種を選んでいます。
ハウンド
バセンジー
バセンジーはめったに吠えませんが、ヨーデルのような声を出すことがあります。屋外では、においや動く動物を追ってすばやく走り出すことがあるため、リードを外して走らせるには安全な囲いが必要です。
傷ついた野生動物の足取りを追う猟犬
バヴァリアン・マウンテン・セントハウンド
バヴァリアン・マウンテン・セントハウンドは、傷を負った野生動物を探す仕事を専門とする猟犬です。短く密な被毛と濃い色の耳を持ち、集中して足取りを追いながら、一緒に働く人と深く結びつきます。迎える前には、どのように育て、将来どんな仕事に取り組むのか、経験豊かな指導者や犬種クラブと相談しておきたい犬です。
英国で野ウサギ猟に使われてきたハウンド
ハーリア
ハーリアは、ビーグルとフォックスハウンドの中間ほどの大きさを持つ英国の猟犬です。集団で野ウサギを追ってきたため、持久力があり、においを調べることが得意です。自分で判断する性質と、人や犬と関わる社交性を持ち、屋外で一緒に過ごす時間を十分に取れる家庭に向いています。
出典と写真クレジット
- Teaching your dog to be left alone
このプロフィールでの参照箇所: 留守番について
- Cirneco dell’Etna breed standard
このプロフィールでの参照箇所: 大きさ / 体重, 気質, 日々の暮らし, 毎日のお世話, シチリアでの歴史と新しい暮らしへの慣らし方, この品種はあなたの暮らしに合いそう?
- Cirneco dell’Etna
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- Sport and working standard
このプロフィールでの参照箇所: 気質, 日々の暮らし
- Healthcare for your dog
このプロフィールでの参照箇所: 毎日のお世話, 健康
- Dental disease in dogs
このプロフィールでの参照箇所: 毎日のお世話
- Eye problems in dogs
このプロフィールでの参照箇所: 健康
- How to give your pet a health check at home
このプロフィールでの参照箇所: 毎日のお世話
- Caring for your puppy
このプロフィールでの参照箇所: シチリアでの歴史と新しい暮らしへの慣らし方
- Train your dog to come when called
このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし, シチリアでの歴史と新しい暮らしへの慣らし方, この品種はあなたの暮らしに合いそう?
写真の出典
横向き · CIRNECO DELL'ETNA GIOTTO DEI VIGNAZZI 32847824.jpg · Vignazzi · CC BY-SA 4.0 · 編集済み
毛並みと特徴 · CIRNECO DELL'ETNA, PARTICOLARE TESTA FEMMINILE.jpg · Vignazzi · CC BY-SA 4.0 · 編集済み
活動中 · CIRNECO DELL'ETNA, FEMMINA 3 ANNI.jpg · Vignazzi · CC BY-SA 4.0 · 編集済み
子犬 · CIRNECO DELL'ETNA., CUCCIOLA DI 2 MESI.jpg · Vignazzi · CC BY-SA 4.0 · 編集済み



