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人と暮らす小型の愛玩犬

ボロニーズ

ボロニーズは、柔らかな白い毛がゆるく束になって垂れる小型犬です。イタリア原産で、ボローニャの街と深いつながりがあります。人と過ごす時間や、においを嗅ぎながら歩く散歩を楽しむ一方、毛の手入れには毎日の時間が必要です。比較的穏やかな小型犬を探している人も、その手間を含めて暮らしを考えておきたい犬です。

大きさ: 小型運動量: ほどほどお手入れ: 毎日

基本情報

大きさ
小型
体高
25~30 cm
体重
2.5~4 kg
寿命
12年より長い
運動量
ほどほど
お手入れ
毎日
トレーニング
根気強く、わかりやすく導く
飼育経験
サポートを受けながら初めて飼う

穏やかさの中にも、その犬らしい好みがある

国際的な犬種標準では、ボロニーズは穏やかで、家族への愛着が強い犬とされています。イギリスの犬種クラブは、初対面の人には控えめだったり、聞き慣れない音に吠えたりする犬もいると説明しています。来客にすぐ駆け寄るとは限らないので、犬が相手の様子を見て、自分から近づける時間を作るとよいでしょう。

小さくて抱き上げやすい体でも、自分の足で歩き、周りを探索する機会は大切です。子どもには、寝ているときや食べているときはそっとしておき、抱き上げたいときは大人に手伝ってもらうよう伝えましょう。ほかの犬や先住猫との暮らしでは、それぞれの経験や実際の反応が参考になります。落ち着いた環境で初対面を迎えると、お互いの様子を見ながら距離を調整できます。

日々の暮らし

イギリスの犬の登録団体であるロイヤル・ケネル・クラブは、ボロニーズを1日30分までの運動という区分に載せています。これは成犬についての大まかな目安です。散歩の長さは、年齢、体力、天気、歩くことをどれくらい楽しんでいるかも見ながら決めるとよいでしょう。小型犬でも、においを嗅ぐ、新しい道を歩く、外で排泄するといった時間が必要です。こうした外出を日々続けられるなら、集合住宅でも暮らせます。

家では、隠したおもちゃを探す遊びや短い練習が気分転換になります。名前に反応したり、寝床で落ち着いたりした瞬間にごほうびを渡すと、どの行動がよかったのか伝わりやすくなります。新しい課題は、まず静かな場所で試すと覚えやすいでしょう。長い練習を一度に行うより、短い時間を何回か作る方が日常にも取り入れやすくなります。

人への愛着が強いことは、留守中の世話を考える際にも関わります。一人で過ごす時間は少しずつ練習し、長い不在が定期的にあるなら、信頼できる預け先や世話をする人を決めておくことを勧めます。出かけると何度もハアハア息をする、歩き回る、長く吠える場合は、獣医師に相談し、必要に応じて行動の専門家にも助けを求めましょう。すでにつらそうな犬を、慣れることを期待してさらに長く一人にしても、改善にはつながりにくいものです。

留守番について

犬が留守番できるようになるには、少しずつ練習する必要があります。英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)は、1回の留守番を4時間以内にするよう勧めています。子犬や、留守番中に落ち着かなくなる犬は、留守にする時間をより短くし、段階的に練習しましょう。それ以上家を空ける場合は、犬を見てもらえる人を手配してください。

草地の小道をカメラに向かって歩くボロニーズ。
草地の小道をカメラに向かって歩くボロニーズ。

毎日のお世話

白い毛は柔らかな束になって垂れます。ボロニーズには、長い毛の下に生える密な毛の層、いわゆる下毛がありません。それでも毛同士が絡み、硬い毛玉になることがあります。毎日優しくブラシとくしを使うと、小さなもつれのうちにほぐしやすくなります。耳の後ろ、ハーネスの下、脚の間も見ておきたい場所です。背中の表面だけでは、こうした部分のもつれを見落とします。

トリマーには、合うブラシとくしの選び方に加え、毛を少しずつ分けて、皮膚を引っ張らず根元まで手入れする方法を教えてもらえます。固まった毛玉は専門家に任せるとよいでしょう。毛玉は皮膚を引っ張ることがあり、力を込めてブラシを通すと痛みにつながります。入浴前にもつれをほどき、犬用シャンプーを使った後は十分に洗い流すことが大切です。

目、耳、爪、歯も定期的に確認したいところです。目が赤くなった、頭を何度も振る、耳から普段と違うにおいがするといった変化は、獣医師に相談しましょう。歯の手入れには犬用の歯ブラシと歯磨きペーストが役立ちます。少しずつ慣らし、できれば毎日の習慣にするとよいでしょう。抜け毛が少なくても犬アレルギーは起こりえます。原因となる物質は、皮膚の細かなかけらや唾液などにも含まれています。

草の中に立つ、短めの白い被毛のボロニーズ。
草の中に立つ、短めの白い被毛のボロニーズ。

原産地と見た目の特徴

ボロニーズはビション系の犬で、マルチーズ、ハバニーズ、ビション・フリーゼなどと近い仲間です。これらの小さな家庭犬は、近縁でも別々の犬種として扱われています。国際的な犬種標準はボロニーズをイタリア、とりわけボローニャと結びつけています。このタイプの小さな白い犬は、何世紀にもわたって貴族の家で飼われ、大切な贈り物としてもやり取りされてきました。人のそばで暮らす歴史の長い犬です。

各国の犬の団体が加盟する国際畜犬連盟、FCIの標準第196号では、体の長さと高さがおおむね等しい、まとまりのある体つきとされています。地面から肩の上の最も高い部分までを測る体高は、オス27〜30cm、メス25〜28cmで、体重は2.5〜4kgです。垂れ耳、背中の上に曲がる尾、口元では短くなる長い白毛も特徴です。この数値は繁殖で目指す姿を表しています。健康な犬を数字だけに合わせようとせず、脂肪や筋肉のつき方を見ながら体重を管理するとよいでしょう。

背の高い草の中にいる若いボロニーズ。
背の高い草の中にいる若いボロニーズ。

健康

子犬を迎える前には、両親の健康検査の記録をよく見ておきたいところです。ロイヤル・ケネル・クラブは目の検査を勧めています。イギリスのボロニーズの犬種クラブは、膝のお皿の検査とprcd-PRAのDNA検査も挙げています。PRAは進行性網膜萎縮症の略で、目の奥で光を受け取る網膜が徐々に傷み、視力が低下する遺伝性の病気の総称です。prcdはその一つの型を指します。この型のDNA検査で異常がなくても、ほかの目の病気まで否定できるわけではありません。

膝蓋骨脱臼は、膝のお皿が本来収まる溝から外れる状態です。犬が一瞬後ろ脚を上げ、数歩跳ねるように進んでから、また普通に歩くことがあります。すぐ元に戻っても、獣医師に診てもらうことを勧めます。治療は検査結果や症状に応じて決まります。コーネル大学は小型犬で比較的多く見られる病気と説明していますが、ボロニーズなら必ず起こるということではありません。

口臭、歯茎の赤み、かみにくそうな様子も診察を受ける理由になります。歯が痛くても食べ続ける犬はいるため、食欲だけでは判断できません。家で定期的に口を見ておき、動物病院でも歯と歯茎を確認してもらうとよいでしょう。繁殖者を選ぶときには、健康問題のない犬種だという大まかな説明より、具体的な検査記録が参考になります。

この品種はあなたの暮らしに合いそう?

こんな場合に合う可能性があります…

  • 小さな家庭犬を迎え、定期的な散歩や一緒に楽しむ活動に時間を使える。
  • 毎日毛の手入れをする時間があり、適切な方法を学ぶつもりがある。
  • 留守番を少しずつ練習し、長い不在には世話を頼める。

こんな場合は合わない可能性があります…

  • ブラシやくしを使う時間はできるだけ少なくしたい。
  • どの来客もすぐ歓迎し、聞き慣れない音にも吠えない犬を求めている。
  • 定期的に長く留守番させる必要があり、安心して世話を頼める人がいない。

ニーズは似ていても、犬はそれぞれ。

大きさ、運動量、お手入れ、トレーニングの特徴が共通する犬種を選んでいます。

人と暮らす小型の愛玩犬

コトン・ド・テュレアール

小型12年より長い

コトン・ド・テュレアールは、マダガスカル原産の小さな家庭犬です。名前は綿のように柔らかい毛と、マダガスカルの街テュレアールに由来します。人と付き合うことや遊びを好む犬として知られていますが、その長い毛には毎日の丁寧な手入れが必要です。迎える前に、見た目の愛らしさと一緒に考えておきたい点です。

チベット原産の伴侶犬・番犬

ラサ・アプソ

小型12年より長い

チベット原産の、小柄でがっしりした体つきの犬です。長い被毛と自立心のある性格を備え、かつては屋内の見張り役として物音や来客に気づいて知らせていました。体は小さくても、被毛の手入れは毎日必要です。

豊かなたてがみを持つ中国の小型家庭犬

ペキニーズ

小型12~14年

ペキニーズは豊かなたてがみと、短い脚のしっかりした体つきが特徴の小型犬です。中国の皇宮で長く愛されてきた歴史があり、親しい人に深い愛情を寄せる一方、自分の意思もはっきりしています。運動量が控えめに見えても、短い顔に関わる健康上の問題と、手間のかかる被毛の手入れを考えて迎えたい犬です。

出典と写真クレジット

  1. Teaching your dog to be left alone

    このプロフィールでの参照箇所: 留守番について

  2. Bolognese · History, character and coat care

    このプロフィールでの参照箇所: 気質, 毎日のお世話, この品種はあなたの暮らしに合いそう?

  3. What health checks are required for Bolognese?

    このプロフィールでの参照箇所: 健康

  4. Bolognese · FCI Standard No. 196

    このプロフィールでの参照箇所: 大きさ / 体重, 気質, 毎日のお世話, 原産地と見た目の特徴, この品種はあなたの暮らしに合いそう?

  5. Bolognese · Breed information and health

    このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし, 毎日のお世話, 健康, 寿命, この品種はあなたの暮らしに合いそう?

  6. Patellar luxation

    このプロフィールでの参照箇所: 健康

  7. Pet allergy · Symptoms and causes

    このプロフィールでの参照箇所: 毎日のお世話

  8. Dental disease in dogs

    このプロフィールでの参照箇所: 毎日のお世話, 健康

  9. How often should you groom your pet?

    このプロフィールでの参照箇所: 毎日のお世話

  10. Separation anxiety in dogs

    このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし, この品種はあなたの暮らしに合いそう?

  11. How to train your dog

    このプロフィールでの参照箇所: 日々の暮らし, この品種はあなたの暮らしに合いそう?

  12. Progressive rod-cone degeneration (PRA-prcd)

    このプロフィールでの参照箇所: 健康

写真の出典

正面 · File:Bolognese felnőtt szuka.jpg · Bolognese94 · CC BY-SA 4.0 · 編集済み

子犬 · File:Bologneser.jpg · Ronald Berndt (RBerndt) · CC BY-SA 3.0 · 編集済み

活動中 · File:Male Bolognese Dog Walking.jpg · Mrtibbs1999 · CC BY-SA 4.0 · 編集済み

日常の様子 · File:Male adult bolognese dog.jpg · Mrtibbs1999 · CC BY-SA 4.0 · 編集済み