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鳥 · Fellfolio ペットの飼い方

ジュウシマツの飼い方:仲間と暮らす小さな鳥の日常

枝に1羽がとまると、もう1羽がそっと近づいてきます。やがて並んで羽繕いを始めます。そんな仲間との暮らしを眺めることが、ジュウシマツを飼う大きな楽しみです。静かに見守っていると、好きな場所やそれぞれの小さな癖もわかってきます。

ジュウシマツは、鳥の日常をじっくり観察したい人に向いています。ゆとりのある住まい、気の合う仲間、毎日の確かな世話がその土台になります。体が小さくても、窓辺に置いた小さなかごだけでは十分ではありません。

Lonchura striata domestica

枝に止まり、それぞれ反対の方向を向いている2羽のジュウシマツ。
仲間と暮らす
相性のよいジュウシマツを少なくとも2羽で飼うことが勧められます。まとまりのある群れなら、仲間との関わりも豊かになります。
飛べる広さを確保
細く背の高い飼育スペースを用品で埋めるより、止まり木の間を横方向に飛べる空間が役立ちます。
1羽ずつよく見る
餌入れがいっぱいでも、すべての鳥が実際に食べているとは限りません。

人と暮らすように育まれた小鳥

ジュウシマツは、コシジロキンパラという鳥を人が飼い、繁殖させる中で生まれた飼育品種です。コシジロキンパラの学名はLonchura striataで、ジュウシマツには通常Lonchura striata domesticaという学名が使われます。キンカチョウと同じ、小さな鳴き鳥の仲間であるカエデチョウ科に属します。

体長はおよそ11〜13.5センチです。羽の色には、茶色と白のさまざまな組み合わせがあります。羽色だけで雄と雌を確実に見分けることはできません。繁殖を考えていない場合は、迎える鳥の組み合わせを、経験豊富な譲渡元や鳥の診療に詳しい獣医師に相談するとよいでしょう。

迎える前に仲間を考える

ジュウシマツは、同じ種類の仲間との親密な関わりを求めます。初めてなら、すでに仲よく暮らしている2羽以上を迎えるのがよい選択です。全員が飛び、休み、食べられるだけの場所があれば、関係の落ち着いた群れを迎えることもできます。相性がよければ、同性同士でも暮らせます。人が話しかけるだけでは、1羽で暮らす鳥にとって仲間の代わりにはなりません。

新しく迎えた鳥はまず診察を受け、獣医師の指示に沿って別の場所で飼うことが勧められます。これは検疫と呼ばれ、気づいていない感染症を群れに持ち込むのを防ぐための期間です。その後、少しずつ顔合わせを進めます。1羽が繰り返し追い回されたり、餌に近づけなかったりしないか、よく見ておきましょう。別の飼育スペースをあらかじめ用意しておくと、必要なときに安全に分けられます。

初めて飼うなら、複数の種類を混ぜるより、同じ種類だけの群れの方が様子を把握しやすくなります。ほかの小鳥やインコのいる場所へそのまま入れると、争いにつながることがあります。くちばしの力、行動、飼育上の必要条件は種類によって違います。繁殖期には関係が変わることもあります。

跳び移るだけでなく、飛べる住まいに

鳥を飼うための広い囲いを、アビアリーと呼びます。ジュウシマツには特に横の長さが大切で、向かい合う止まり木の間で何度か羽ばたけるようにしたいところです。中央はなるべく広く空けておくとよいでしょう。止まり木を近い間隔でたくさん付けると飛ぶ場所が減り、短く跳び移る動きが中心になります。

住まいの大きさは、群れ全体に合う必要があります。広い飼育スペースに加えて、安全な室内での放鳥や、さらに広い飛行スペースへの出入りも計画しましょう。予定している部屋に安全な飛行経路をつくれないなら、迎える前に住まいを考え直すことが大切です。鳥のための部屋づくりガイドでは、窓、着地点、放鳥の準備を詳しく紹介しています。

太さの違う自然木の枝を使うと、足の握り方に変化が生まれます。よく使う止まり木の真下に餌入れや水入れを置くのは避けたいところです。餌場を複数設けると、どの鳥も食べやすくなります。網や格子の間隔、扉の造りは、体が抜けたり頭が挟まったりしないものを選ぶ必要があります。

落ち着ける場所ときれいな空気

明るく、すきま風が当たらず、人が頻繁に通らない場所が向いています。日中の明るさと夜の暗さには一定のリズムをつけ、夜は邪魔されずに休めるようにしましょう。室内飼育では、鳥に適した照明について相談しておくと安心です。ランプの種類、止まり木までの距離、日陰に移れる場所を一緒に考える必要があります。

放鳥前には扉と窓を閉め、内側に傾けて開けるタイプの窓も閉じておきましょう。大きなガラスや鏡は、鳥が障害物として認識できるようにします。動いている扇風機、開いた水の容器、触れられる電気コードは飛行範囲から取り除くか、安全な状態にする必要があります。猫や犬は、その間は別の部屋で過ごすようにしましょう。

鳥は空気の汚れに敏感です。煙、香りのスプレー、洗剤の蒸気が届かないようにする必要があります。一部のコーティングされた調理器具にはPTFEという樹脂が使われ、加熱すると危険な物質を放出することがあります。そのため、台所は鳥の住まいには適していません。

食べている中身を確かめる

ジュウシマツは混合シードから好きな種を選んで食べることがあります。そのため、実際の食事は袋の中身より偏りがちです。種子だけで栄養のバランスを整えるのは難しく、小型のフィンチ類に適した総合栄養食が役立つことがあります。ペレットとは、複数の材料を混ぜ、押し固めたり成形したりした小さな粒状の餌です。

新しい餌には少しずつ慣らすことが勧められます。すべての鳥が新しい餌を確実に食べるようになるまでは、これまでの餌も用意しておきましょう。群れでは1羽ずつ見ることが大切です。1羽が熱心に食べていても、ほかの鳥まで食べているとは限りません。食事を切り替える間は特に、鳥に詳しい獣医師から方法を教わり、体重を確認すると役立ちます。

よく洗って細かく切った野菜や、鳥に適した葉物を添えると、食事に変化をつけられます。量や補助食品は、使っている総合栄養食に合わせて考える必要があります。不溶性のグリットとは、一部の鳥が餌をすりつぶすために飲み込む小石です。ジュウシマツは種子の殻をむいて食べるため、こうした小石は必要ありません。これはカトルボーン、つまりイカの甲のような、消化管内で溶けるカルシウム源とは別のものです。ミネラルの補給が必要かどうかは、食事全体を獣医師に伝えて相談しましょう。

毎日の小さな世話を丁寧に

朝の餌やりは、それぞれの様子を見るよい機会です。全員が餌を食べに来るか、いつもどおり動くか、枝にしっかりとまれるかを確かめるとよいでしょう。空の種殻で、餌入れが実際よりいっぱいに見えることがあります。上から継ぎ足すだけでなく、中身を確認して新しくすることが大切です。

飲み水は毎日取り替え、餌入れと水入れも毎日洗うことが勧められます。汚れた場所はこまめに掃除し、水分の多い食べ残しは傷む前に片づけましょう。水浴び用には、浅く安定した容器を別に用意できます。水は清潔に保ち、近くの餌がぬれない場所に置くとよいでしょう。

自由に飛べる経路や、使いやすい位置に分かれた餌場だけでも、鳥の行動は広がります。新しい枝を置いたり、慣れた餌を少量だけ別の行きやすい場所に用意したりすると、変化をつけられます。その際も、普段の餌場は使えるままにしておきましょう。ジュウシマツには、大きなインコ用おもちゃより、こうした小さな工夫の方が役立つことがよくあります。

穏やかな世話から信頼を育てる

ジュウシマツは、餌入れを替える人が自分を脅かす存在ではないと学ぶことができます。ゆっくりした動きと慣れた手順が、その助けになります。落ち着いていられるようになったら、差し出した止まり木の近くに、慣れた餌を少し用意する方法もあります。自分から近づくなどの行動には、その場でご褒美を与えられます。

手に乗らなくても、よい関係は築けます。水浴びや飛行、仲間と休む姿を眺めるだけでも、その鳥の暮らしがよくわかります。必要な移動に備えて、キャリーに穏やかに慣らしておくと役立ちます。捕まえる必要があるときの方法は、経験豊富な飼育者や鳥に詳しい獣医師から教わるのがよいでしょう。部屋の中で追い回すのは避けたいものです。

巣作りへの関心や体調の変化に気づく

巣は単なる飾りではありません。巣を作れる場所があると繁殖が促され、群れの行動が変わることがあります。繁殖を考えていない場合は、住まいの用品や鳥の組み合わせを、経験豊富な飼育者に相談するとよいでしょう。何度も卵を産む場合は体に大きな負担がかかることがあるため、鳥に詳しい獣医師への相談が必要です。

食欲が落ちる、休んでいる時間が普段より長い、ふんが変わる、羽を膨らませたまま座っているといった変化は、早めに獣医師に診てもらいましょう。明らかに呼吸が苦しそうなとき、ひどく弱っているとき、止まり木にしっかりとまれないときは、すぐに助けが必要です。力んでいて弱って見える雌も、急いで受診する必要があります。こうした様子には、いくつもの原因が考えられます。

小さな群れと長く暮らすために

WWFはジュウシマツの寿命を、およそ5〜10年としています。迎えた2羽や群れには、休暇中も、飼い主が病気のときも、仕事や勉強が忙しい時期も、毎日の世話が必要です。代わりに世話を頼める人には、必要になる前に普段の手順を知っておいてもらうとよいでしょう。

迎える前には、どこで育ったか、年齢、普段の餌、わかっている健康上の問題を確認しましょう。若い鳥は、自分で餌を食べられることが条件です。鳥そのものの費用に加え、住まい、照明、餌、診療にも予算が必要です。費用プランナーでは、最初に必要な買い物と継続的な出費を分けて整理できます。お世話の引き継ぎツールには、留守を任せる人のために毎日の作業をまとめられます。

よくある質問

雄2羽、または雌2羽でも飼えますか?

相性がよければ、同性のジュウシマツ同士でも暮らせます。羽色だけでは性別を確実に判断できません。経験豊富な飼育者や鳥に詳しい獣医師に、鳥の組み合わせを確認してもらうとよいでしょう。

初めて鳥を飼う人にも向いていますか?

十分に準備をすれば、初めての飼育にも向いています。気の合う仲間、実際に飛べる空間、毎日1羽ずつ観察することが必要です。すでに仲よく暮らしている群れを選ぶと、組み合わせを決めやすくなります。

キンカチョウと一緒に飼えますか?

複数の種類を一緒に飼うには、個別の計画と、お互いから離れられる十分な空間が必要です。ジュウシマツが穏やかでも、ほかの種類がどう反応するかは別に考える必要があります。初めてなら、同じ種類だけの群れの方が様子を把握しやすいでしょう。

寝るためのつぼ巣は必要ですか?

囲まれた巣かごは、繁殖用の巣としても使われます。繁殖を予定していない場合、気軽に追加するのは避けた方がよいでしょう。安全に休める場所や適した用品については、経験豊富な飼育者に相談できます。

出典・写真クレジット

写真の出典

写真: bengalese finch (i'm not talking to you) · Steve Higgins · CC BY-ND 2.0.

写真: Society Finch · Thomas Quine · CC BY 2.0.

写真: Bengalese finches · Marie Hale · CC BY 2.0.

写真: IMG_8495.jpg · Marty Bond · CC BY-ND 2.0.

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