青い翼と黄色い胸、力強いくちばし
ルリコンゴウインコの学名はAra araraunaです。英語ではblue-and-gold macawやblue-and-yellow macawと呼ばれます。World Parrot Trustによると、長い尾を含む全長は約86センチ、体重は約1〜1.3キロです。背中側の青、腹側の黄色、緑の額、黒っぽい羽毛の線が走る明るい色の顔の皮膚が特徴です。
原産地はアメリカ大陸の熱帯地域で、森林や川沿い、木の生えたサバンナなどに生息します。野生では群れで食べ物を探し、その中でもペアの2羽は近くにいることがよくあります。羽の色から雌雄を確実に見分けることはできません。
一緒にいて落ち着ける相手を選ぶ
互いの羽を整えたり、声を交わしたり、同じ場所で休んだりすることは、鳥同士の生活の一部です。信頼できる保護施設などから、すでに仲のよい2羽を迎える方法もあります。新しく相手を探す場合には、経験豊富な飼育者や、鳥の診療経験がある獣医師に相談すると、顔合わせの準備ができます。
新しく迎えた鳥は、まず診察を受け、先住の鳥とは離れた場所で過ごすことが勧められます。この隔離は、まだ気づかれていない感染症を持ち込むリスクを減らすためのものです。期間や必要な検査は獣医師と相談して決めます。その後は少しずつ接点を増やし、最初の顔合わせやトラブルに備えて別々の飼育場所も確保しておきます。
相性のよい2羽なら、互いに距離を取れる大きな飼育スペースで一緒に暮らせます。普通のケージに大型のコンゴウインコを2羽入れるだけでは、逃げ場を作りにくくなります。繰り返し追いかける、かむ、一方を餌に近づけないといった状態なら、安全に分ける必要があります。実際の2羽の関係を見ながら、住まいを調整することが大切です。
十分に飛べる場所を住まいの中に作る
大型の鳥用飼育室や囲いは、鳥が内部を飛べる広さを備えたものです。ルリコンゴウインコの場合、止まり木の間を実際に飛んで移動できる配置が求められます。細く高いだけの設備では、枝から枝へ登る動きが中心になり、飛べる距離はあまり増えません。専用の鳥部屋にも、家具、照明、玩具で遮られない長い経路が必要です。
ドイツのExopet研究プロジェクトに参加した専門家は2018年、1ペアに対して少なくとも4 × 2 × 2メートルの飼育スペースと、毎日数時間の囲いの外での飛行を勧めました。飛行用の部屋については、床面積を少なくとも30平方メートルとしています。2羽にどれほどの場所が必要かを考える目安になります。
太さの異なる丈夫な自然木の枝や、安定した着地点を用意します。餌入れは、上の止まり木からふんが落ちてこない位置が適しています。屋外飼育には、適切に暖房された避難場所と、区画を安全に行き来できる構造も必要です。工事前に専門家へ相談すると、気候、照明、材料、掃除のしやすさをまとめて検討できます。
くちばしで確かめる習性に合わせた安全対策
扉の留め具、金網、固定具は、大型のインコに対応したものを選びます。ルリコンゴウインコは、届く物をくちばしで確かめます。電気コード、はがれかけた塗装、小さな外れやすい部品などは届かないようにしておくことが大切です。玩具や素材は定期的に確かめ、傷みで危険になった物は交換します。
放鳥前には、外へ通じる扉や窓を閉めます。上部が傾いて開く窓も含みます。大きなガラス面は鳥に障害物だと分かる工夫をし、扇風機は止め、ふたのない水の容器には落ち込めない対策が必要です。他のペットは別室で過ごしてもらうと安全を確保しやすくなります。
キッチンは鳥の生活場所に適していません。熱い調理器具やふたの開いた鍋に加え、加熱で生じる気体も危険です。一部の焦げ付き防止加工には、PTFEというプラスチックが使われています。こうした製品を加熱すると、特に過熱した場合、鳥の命に関わる物質が出ることがあります。煙、香りのスプレー、洗剤の蒸気も鳥の部屋に入らないようにしたいものです。
木の実だけに偏らない食事
木の実の殻を開けるのはよい活動になりますが、木の実とヒマワリの種だけでは必要な栄養を満たせません。コンゴウインコに適した総合的な配合飼料を食事の土台にできます。よく使われるペレットは、複数の材料を混ぜ、小さな粒にした餌です。適量の野菜や、鳥を診る獣医師と相談して選んだ食品を加えると、食事に変化が生まれます。
必要な量は、活動量、体重、体の状態、これまでの食事などによって異なります。少量の木の実を、餌探しや練習のごほうびに使うこともできます。その分も1日の食事に含めて、量を決めることが大切です。
ペレットを知らない鳥は、まず食べ物だと分かり、実際に食べられるようになる必要があります。切り替えは少しずつ進め、確実に新しい餌を食べていることを確認してから、慣れた餌を減らします。定期的な体重測定は、望ましくない体重減少に気づく助けになります。清潔な水、毎日の食器洗い、傷みやすい食べ残しを早めに片づけることも日々の世話に含まれます。
探す、壊す、一緒に覚える
ルリコンゴウインコは、樹皮をはがしたり、適した木をかじったりして長く過ごすことがあります。無処理で、インコに安全と確認できる素材なら、壊して楽しむために用意できます。取り出しやすい餌用玩具に少量の餌を入れるのも一案です。最初は簡単に食べられるようにし、慣れてから少しずつ探し方を難しくします。
自分から参加する短い練習は、毎日の世話を楽にしてくれます。差し出した止まり木に自分で一歩乗れたら、すぐにごほうびを出せます。その後、止まり木からキャリーへ移る練習にもつなげられます。体重計の上で落ち着いて過ごす練習も役立ちます。鳥が離れたら、次はもう少し遠くから近づくとよいでしょう。大声を出したり、練習のために押さえつけたりすると、信頼を築きにくくなります。
大きな声と静かな時間の両方を考える
ルリコンゴウインコの力強い声は遠くまで届きます。コミュニケーションの一部なので、しつけだけでなくせるものではありません。迎える前に、経験豊富な飼育者や保護施設のもとで、少し長い時間を過ごしてみる価値があります。声の大きさや毎日の流れが、自分の住環境に合うかを考えやすくなります。
飛ぶ時間、食事、短いふれあい、邪魔されない休息を、安定した生活の流れに組み込めます。各個体が自分で楽しめる活動もあるとよいでしょう。夜は、テレビ、会話、頻繁な照明の変化がない静かな場所が必要です。帰宅が遅くなることが多い場合には、鳥たちが慣れている別の人にも世話に関わってもらう準備が大切です。
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迎える前にこれまでの暮らしを知る
「とてもよく慣れている」という売り文句よりも、普段の食事、他の鳥との関係、病歴、慣れた生活の流れを知ることが大切です。若い鳥は、すでに自力で食べられる段階で迎えることが勧められます。まだ人の手から餌を与える必要があるひなの育成を引き継ぐのは、初心者向けの仕事ではありません。
親鳥に育てられたひなは、他のインコとの関わりからも学びます。人による育成が必要な場合はありますが、人と特別に親しくなる近道として売り出すべきではありません。すでに人の手で育てられた鳥にも、相性のよい仲間と、焦らず新しい家に慣れる時間が必要です。
食べる量が減る、いつもより明らかに静かになる、ふんが変わるといった様子があれば、早めに鳥を診る動物病院へ相談します。苦しそうな呼吸や強い衰弱は、すぐに助けが必要な状態です。キャリーと緊急時の連絡先を準備しておくと、受診に向けて動きやすくなります。
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数十年先の暮らしにも備える
World Parrot Trustは、ルリコンゴウインコの寿命として60年生きる可能性を挙げています。世話は、今の生活状況よりずっと長く続くかもしれません。病気のとき、引っ越しのとき、将来ずっと世話を引き継いでもらうとき、誰を頼れるでしょうか。代わりに世話をする人には、2羽のことと安全な手順を前もって知ってもらうと安心です。
費用プランナーでは、飼育設備、部屋の改修、移動用品などの初期費用と、継続する出費を分けて整理できます。食費、活動に使う素材の交換、診療費は日常の予算にも組み込みます。世話の引き継ぎ用プランには、食事の量や与え方、扉の閉め忘れを防ぐ確認項目、重要な連絡先もまとめられます。
よくある質問
ルリコンゴウインコは1羽でも暮らせますか。
同じ種類で相性のよい仲間が必要です。長年1羽で過ごした鳥に相手を探す場合は、専門家の助けが必要になることもあります。これまでの経験を踏まえて進めることが大切です。
2羽で暮らしていても人に慣れますか。
2羽で暮らす鳥も、人との信頼関係を築くことができます。どの程度の近さを好むかは個体によって違います。鳥同士を引き離さなくても、短い自発的な活動を通して関係を築けます。
大きなケージと毎日の放鳥だけで足りますか。
この大きさの鳥には、広い飼育場所と十分な飛行空間の両方が必要です。配置も、自由に飛べる経路を残すことが大切です。登るためのスタンド1つや、居間のテーブルの周りを少し飛ぶだけでは必要な運動になりません。
言葉を教える必要はありますか。
ありません。人の言葉を話すかどうかで、よい飼育かは決まりません。その鳥がどんな活動を楽しみ、仲間や慣れた人とどう気持ちを伝え合うかを見るほうが役立ちます。
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出典・写真クレジット
- Blue-and-yellow MacawWorld Parrot Trust青い翼と黄色い胸、力強いくちばし · 大きな声と静かな時間の両方を考える · 数十年先の暮らしにも備える
- Blue-and-Yellow MacawOakland Zoo青い翼と黄色い胸、力強いくちばし · 一緒にいて落ち着ける相手を選ぶ
- Exopet: Ergebnisse zur Haltung, Januar 2018, Seiten 52 und 53Universität Leipzig, vom BMEL gefördertes Forschungsprojekt十分に飛べる場所を住まいの中に作る · くちばしで確かめる習性に合わせた安全対策
- Living with other birdsRSPCA一緒にいて落ち着ける相手を選ぶ
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- Where should I get my bird from?RSPCA Australia迎える前にこれまでの暮らしを知る · 数十年先の暮らしにも備える
- Housing and environments for pet birdsRSPCAくちばしで確かめる習性に合わせた安全対策
写真の出典
写真: Blue-and-yellow macaw (Ara ararauna) · Arthur T. LaBar · CC BY 2.0.
写真: Arara canindé - Ara ararauna · Luiz Carlos Rocha · CC BY-SA 2.0.
写真: Hello, hello! · Jan Smith · CC BY 2.0.
写真: Papagei · Kathrin Mezger · CC BY-SA 2.0.






