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爬虫類 · 爬虫類の種類

ニシアフリカトカゲモドキの飼い方:隠れ家、湿度、食事の準備

夕方、隠れ家から顔を出し、地面の昆虫を探し始めるニシアフリカトカゲモドキ。ずんぐりした体と太い尾はヒョウモントカゲモドキによく似ていますが、学名Hemitheconyx caudicinctusという別の種類です。特に湿度の管理では、それぞれの生息環境の違いを踏まえた準備が必要になります。

成体の全長は尾を含めて約20cmになることが多く、15年から20年ほど生きることがあります。原産地は西アフリカから中央アフリカで、乾燥する時期と雨の多い時期があります。飼育容器をいつもほこりっぽい砂漠のようにしたり、逆に床全体をびしょぬれにしたりすると、動物が落ち着ける場所を選べません。湿り具合の異なる場所に隠れ家を用意し、そのときに合った環境へ移れるようにしましょう。

Hemitheconyx caudicinctus

背中に白い線がある、淡い色のニシアフリカトカゲモドキ。
地面で暮らす種類
高いガラス壁よりも、安全に歩ける道や低い段差が役立ちます。
湿った隠れ家
軽く湿らせた隠れ家と、乾いて風通しのよい場所の両方を用意します。
食事は昆虫
体に合った大きさの餌用昆虫を、種類を変えながら与えます。

ヒョウモントカゲモドキとの違い

出自の書類にはHemitheconyx caudicinctusと記載されているかを確認しましょう。ヒョウモントカゲモドキの学名はEublepharis maculariusです。見た目は似ていても、生息地や必要な飼育環境が異なります。ニシアフリカトカゲモドキには動くまぶたと、爪のある指があります。地面や低い起伏を歩くのに適した体で、一部のヤモリのように滑らかな壁に張り付く指先の構造はありません。

尾には脂肪が蓄えられています。太さや形の変化は観察の手掛かりになりますが、健康診断の代わりにはなりません。危険を感じると尾を自ら切り離すことがあり、再生した尾は元と違う形になる場合があります。尾をつかんで持つのは避けてください。必要な確認で持ち上げるときは、体を握るより、低い位置で下から支えるほうが安全です。

歩ける場所を残して配置する

Royal Veterinary Centerの飼育資料では、成体1匹の飼育容器として90 × 45 × 45cmを目安に挙げています。これは獣医療機関の飼育上の推奨で、世界共通の法定最低寸法ではありません。中に物を置くときも、間を歩ける床面を残しましょう。低い枝、動かないように置いた石、コルクなどがあれば、高い場所から落ちる危険を増やさずに道に変化をつけられます。

1匹で飼うと、食事量やよく使う場所を把握しやすくなります。仲間として別の個体を入れる必要はなく、同居では餌や場所の取り合い、けがが起こることがあります。特にオス同士には注意が必要です。暖かい側にも涼しい側にも隠れ家を用意し、身を隠したまま温度を選べるようにしましょう。重い物は安定した土台に置き、水入れや餌を与える場所までの通り道も確保しておきます。

実際に過ごす場所の温度を測る

モントリオール大学の動物病院は、日中の温度として涼しい側で約25℃、暖かい側で28℃から30℃を示しています。これは周囲の空気の温度で、加熱された石の表面温度ではありません。空中に固定した温度計のセンサーは、その場所の気温を測ります。一方、赤外線温度計で測るのは物の表面です。飼育環境を整えるときは、気温と表面温度を分けて確認しましょう。

加温器具には適切な温度制御を行い、動物がやけどしない位置に設置する必要があります。UVBは紫外線B波のことで、カルシウムの利用に必要なビタミンD3を体内で作る働きを助けます。夜に活動するこの種類にも、適切に設置したUVB照明が役立つことがあります。低い足場に登ったときも含め、実際に動物が届く場所を考えて設置しましょう。光を避けられる隠れ家も必要です。強いランプほどよい環境になるわけではありません。

湿った隠れ家を清潔に保つ

湿った隠れ家とは、屋根のあるシェルターに適切な素材を入れ、軽く湿らせて使うものです。出入り口は通りやすく、鋭い縁がない形を選びましょう。中の素材は湿り具合と汚れを定期的に確認し、汚れたら交換します。別の隠れ家も用意しておけば、動物が好みに合う場所を選べます。

湿度計に表示される相対湿度は、その温度の空気が含める水蒸気の最大量に対し、実際にどれほど含んでいるかを百分率で示したものです。通気口の近くと床の近くでは、数値が違う場合があります。休んでいる場所の湿度を測り、隠れ家の素材の状態も併せて確かめると、暮らしている環境を把握しやすくなります。配置に問題があるまま霧吹きの回数を増やしても改善にはつながりません。通気口を塞がず、床全体が常にぬれた状態にならないようにしましょう。

脱皮では、皮膚の一番外側の層が新しくなります。指に古い皮が残ると、指を締め付けることがあります。皮が残っている、腫れている、歩きにくそうにしているときは、爬虫類を診られる獣医師に相談しましょう。残った皮を無理に引っ張るのは避けてください。

餌にする昆虫にも食事を与える

ニシアフリカトカゲモドキは昆虫を食べます。コオロギなどの適した餌用昆虫を組み合わせ、食事に変化をつけましょう。昆虫の大きさは個体に合わせます。また、与える前の昆虫にも適切な餌を食べさせておくことが大切です。十分に栄養をとった昆虫は、トカゲモドキの食事のバランスを整える助けになります。

カルシウムやビタミンの補助は、照明と普段の餌を合わせて考える必要があります。複数の製品を勘で組み合わせず、爬虫類を診られる獣医師とその個体に合う使い方を確認しましょう。食事量、体重、尾の形を記録すると、変化を追いやすくなります。尾をできるだけ太くすることが目標ではありません。食べ残した昆虫は、休んでいる動物を刺激したり傷つけたりしないよう取り除きます。

迎える前の確認と毎日の世話

引き取るときは、正確な種類、分かっている年齢、これまでの食事と飼育環境を記した書類を受け取りましょう。購入前に出自と取引の適法性を確かめておくことも必要です。学名が分かれば、担当機関に地域の規則を確認できます。ドイツでは動物保護法により、適切な住まいと世話、それを行うための知識が求められます。「初心者向け」という販売上の説明だけで準備を済ませないようにしましょう。

留守中に世話を頼む人には、餌用昆虫の管理、水の交換、加温器具の確認、湿った隠れ家の手入れを具体的に伝えておきます。目立つ体重減少、新たな腫れ、呼吸の異常、強い衰弱があれば、早めの診察が必要です。夕方に活動する動物なので、ときどき普段の活動時間に様子を見ることも役立ちます。水入れが満たされているだけでは、元気に過ごしているかまでは分かりません。

よくある質問

ヒョウモントカゲモドキの設備をそのまま使えますか。

安全な加温や身を隠せる場所など、共通する考え方はあります。ただし湿度や世話の方法は、Hemitheconyx caudicinctusに合うかを確認する必要があります。2種類を一緒に飼うのは避けましょう。

尾が切れても問題ありませんか。

尾を切り離すのは身を守るための反応です。取り扱いで起こさないようにする必要があります。切れたり傷ついたりした尾は、専門家に診てもらいましょう。尾には脂肪が蓄えられており、再生しても元の形に戻るとは限りません。

出典・写真クレジット

写真の出典

写真: image022 · TheReptilarium · CC BY 2.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

写真: iNaturalist photo 209944714 · Lucky Okpanachi Atabo · CC BY 4.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

写真: File:Hemitheconyx caudicinctus in Yaroslavl Zoo.jpg · Stolbovsky · CC BY-SA 3.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

写真: iNaturalist photo 85717621 · Luca Napelo · CC BY 4.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている内容は変わっていません。

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