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爬虫類 · 種の紹介 · トカゲ

ヒガシアオジタトカゲの飼育:広さ、温度、食事

ヒガシアオジタトカゲ(学名:Tiliqua scincoides scincoides)は、朝に日光浴をし、日中は地面を歩いて餌を探します。全長は最大で約60 cmになるため、動き回れる広い床面積が必要です。脅威を感じると、大きく口を開けて青い舌を広げ、はっきりした威嚇行動を見せることがあります。探索中に舌を短く出し入れする動きとは区別して見ましょう。

寿命は15~20年になることがあります。その間ずっと使う飼育設備には、歩き回れる広さ、体を十分に載せられる日光浴の場所、隠れ場所、温度を測って管理できる暖かい場所が必要です。アオジタトカゲという呼び名で、異なる種に加え、同じ種の中で区別される亜種も流通しています。飼う個体の種類と由来を確かめることが大切です。

Tiliqua scincoides scincoides

落ち葉の上にいる、体に帯模様のあるヒガシアオジタトカゲ
種類を確かめる
青い舌だけでは種を特定できず、その個体に合う温度や湿度も決められません。
床面を広く使えるようにする
安全に閉まる広い飼育設備に、床材(床に敷く材料)を掘れる深さに敷き、複数の隠れ場所を用意しましょう。体を温める場所にも歩いて行けるようにします。
環境を測る
暖かい場所と涼しい場所、適切な照明、日陰、湿度を整え、機器で定期的に確かめます。
変化に気づく
さまざまな餌を用意し、体重を記録し、脱皮や行動の変化を見ると、獣医師に相談したほうがよい変化に気づきやすくなります。

種類と由来を確かめる

動物福祉団体のRSPCA Australiaは、ヒガシアオジタトカゲの学名をTiliqua scincoides scincoidesと明記しています。体はがっしりしており、脚は短く力強く、灰色の地色に暗色の横帯があります。Australian Museumによると、沿岸部の個体には目から耳にかけて暗い線がよく見られます。ただし、1つの特徴だけで確実に見分けることはできません。入手元や由来を示す記録には、学名も含まれていると役立ちます。

オーストラリア東部では、草地、開けた森林、隠れ場所のある庭に暮らしています。落ち葉、倒木、石の下などを利用し、餌を探す前に日光浴をします。メスは卵を産まず、生きた子を産みます。子は数年かけて成長し、Australian Museumは成体になるまで約3年としています。この間に体重や写真を記録すると、体つきの変化を追えます。

地面を使える安全な飼育環境

地上で暮らす成体には、登るための高さ以上に、床の長さと幅が重要です。RSPCA Australiaは、成体に適した飼育設備の目安として、長さ約1.2~1.8 m、幅0.6 m、高さ0.6~0.9 mを挙げています。設備は確実に閉まり、日光浴の場所、涼しい場所、身を隠して休める場所の間を歩いて移動できるようにします。

床材とは、飼育設備の床を覆う材料です。適した床材を十分な深さに敷くと、掘ったり体を一部埋めたりできます。暖かい側と涼しい側の両方に隠れ場所を設けると、居場所を選べます。日光浴には、体を載せられる広く安定した場所が適しています。落ち葉や低く置いた木片も、地面近くの隠れ場所になります。設備内の物は倒れないように置き、状態を確認しやすく、各場所への通り道をふさがない配置にしましょう。

温度、光、湿度を確かめる

ヒガシアオジタトカゲは、暖かい場所と涼しい場所を行き来して体温を調節します。この温度差を「温度勾配」といいます。RSPCA Australiaは、この亜種が好む体温を30 °C台前半としています。また、爬虫類などを診るオーストラリアの動物病院は、アオジタトカゲ類の飼育環境の実用的な目安として、日光浴の場所を30~35 °C、涼しい側を24~28 °Cとしています。ヒーターは温度調節器で制御し、熱い熱源に体が触れないようにしてください。暖かい側と涼しい側にそれぞれ温度計を置き、トカゲがいる高さの実際の温度を測ります。

UVBは紫外線B波のことです。ビタミンD3の生成を助け、餌に含まれるカルシウムを体が吸収して利用するために役立ちます。照明の当たる日光浴の場所から、日陰にも移動できるようにします。RSPCA Australiaが示すヒガシアオジタトカゲの平均湿度は40~60 %です。湿度は、涼しい側の地面近くで、湿度を測る器具である湿度計を使って測ります。脱皮中は一部に湿った隠れ場所があると役立つことがありますが、それ以外の床は乾ける状態にしておきます。

さまざまな餌と新鮮な水を用意する

ヒガシアオジタトカゲは、植物も動物も食べる雑食性です。食事には、エンダイブやタンポポの葉などの適した葉物野菜、カボチャ、与える前に栄養のある餌を食べさせた餌用昆虫、信頼できる業者が餌用に飼育したカタツムリなどを取り入れられます。野外で採ったカタツムリには、農薬や寄生虫が付いていることがあります。RSPCA Australiaによると、1歳未満の個体は成体より動物性の餌の割合が高いため、年齢、体重、食欲を踏まえて食事を考えます。

昆虫に先に餌を与えるのは、トカゲの食事としての栄養価を高めるためです。追加するカルシウムの粉末は、食事の内容とUVBの照射環境に合わせます。新鮮な水はいつでも飲めるようにしておきましょう。若い個体は成体より頻繁に食べます。RSPCA Australiaは、非常に若い個体には毎日、成長途中の個体には週に数回、成体には通常週1~2回の給餌を目安としています。量は体つきに合わせ、体重が目立って増減した場合は、爬虫類に詳しい獣医師に食事内容を相談できます。

行動の合図を尊重し、体を支える

大きく口を開けて青い舌を広げているときは、はっきりとした防御の姿勢です。探索中に舌を短く出し入れする動きとは異なります。身を引いたり、この姿勢を見せたりしたら、距離を取りましょう。飼育設備の中では、餌を探すときに通る場所や、日光浴や睡眠に選ぶ場所を観察できます。

手に取る必要がある場合は、重い体を下から支え、4本の脚すべてが安定するようにします。上からつかんだり、尾を引っ張ったりすると、防御反応を招くことがあります。ヒガシアオジタトカゲは縄張りを守り、同じ設備に入れると互いに重傷を負わせることがあるため、単独で飼うのが適切です。

変化に気づき、専門家に相談する

脱皮では外側の皮膚が新しくなり、古い皮膚はいくつかに分かれてはがれます。活動、食欲、脱皮、便、体重を定期的に記録すると、その個体の普段の状態が分かり、変化に気づきやすくなります。爬虫類では飼育環境と健康が密接に関係します。爬虫類に詳しい獣医師が状態を判断する際には、実測した温度と湿度、照明の設定、最近与えた餌の記録が役立ちます。

脱皮が繰り返しうまくいかない、口の周りに変化がある、便が普段と違う、体重が減っている場合は、早めに獣医師の診察を受けてください。呼吸が苦しそうなときや、ひどく衰弱しているときは、すぐに爬虫類に詳しい動物病院へ連絡してください。変化した部分の写真と、症状が始まった時期の記録は診察に役立ちます。測定した温度と、最近与えた餌も伝えましょう。

よくある質問

アオジタトカゲ向けの飼育ガイドは、どれでもこの亜種に使えますか?

一般的なガイドは飼育の基本を知る助けになります。ただし、温度や湿度の目安を決める際には、飼う個体の種類と由来を確かめることが大切です。特に湿度は、その情報に合わせて判断します。

庭のカタツムリを餌にできますか?

野外で採ったカタツムリには、農薬や寄生虫が付いていることがあります。与えるなら、信頼できる業者が餌用に飼育したカタツムリを選ぶとよいでしょう。

青い舌を見せるのはどういう意味ですか?

防御反応の場合があります。ほかの行動も合わせて見てください。身を引いたり口を開けたりしているなら、距離を取りましょう。

出典・写真クレジット

写真の出典

写真: Eastern blue-tongued lizard - Tiliqua scincoides scincoides - 4.jpg · Andrew Harvey · CC BY 2.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている場面は変わっていません。

写真: Eastern blue-tongued lizard - Tiliqua scincoides scincoides - 7.jpg · Simon_sees · CC BY 2.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている場面は変わっていません。

写真: Tiliqua scincoides (37750356226).jpg · Donald Hobern · CC BY 2.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている場面は変わっていません。

写真: Tiliqua scincoides tongue.jpg · Doug Beckers · CC BY-SA 2.0. 画像を縮小してWebP形式に変換しました。写っている場面は変わっていません。

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