主食に適したフードを選ぶ
毎日の主食には、それだけで必要な栄養素を満たすように作られたフードを選びます。補助用のフードや肉のおやつは、それだけで必要な栄養がそろうようには作られていません。包装に、主食として使えるものか、補助的に与えるものかを示す表示があるか確認しましょう。「自然な原材料」という宣伝文句より、主食として使えるかどうかの表示を確認するほうが、フード選びに役立ちます。フェレットには、消化しやすい動物由来の原材料と、肉食動物に合った栄養バランスが必要です。
フェレットの診療に慣れた動物病院は、フード選びの相談先になります。特に成長期の子や、病気や体重の問題がある子では相談するとよいでしょう。原材料名だけでは、すべての栄養素が十分な量で含まれるかは分かりません。猫用フードも製品によって異なるため、長く主食にする前に、その製品が適しているか確認が必要です。相談時には、フードの包装や表示を撮った写真と、おやつを含め、主食以外に与えているものの一覧を持参すると役立ちます。
1日を通して少量ずつ食べられるようにする
フェレットは少量を何度も食べるため、飼い主が留守の間も適したフードを食べられるようにします。適したドライフードなら、1日分として用意した量を量って記録できます。一方、ウェットフードを暖かい室内に長時間置くことは避けましょう。フードを出す時間と片づける時間は、鮮度を保てるよう、フードの種類とフェレットの食べ方に合わせて決めます。
複数で飼う場合、食器が空になっていても、それぞれがどれだけ食べたかは分かりません。全員が食べたのか、1匹が大半を食べたのかを確かめるには、利用しやすい場所に食器を複数置き、1匹ずつ食べる様子を見ることが役立ちます。太りすぎや病気がある場合は、動物病院でその子に合う食事計画を立ててもらいましょう。長時間食べさせない方法で減量させようとするのは適切ではありません。
手作りの主食は専門家と計画する
肉食動物でも、筋肉部分の肉だけでは必要な栄養素をすべてとれません。主食を自分で作りたい場合は、獣医師など、動物の栄養管理に詳しい有資格の専門家に、その子に合った食事計画を立ててもらいましょう。材料が少ないレシピでも、長く続けると栄養が偏ることがあります。
生の肉には、病気を起こす細菌によるリスクもあります。米国食品医薬品局(FDA)が生のペットフードを調べたところ、こうした細菌が見つかりました。フードを扱う際に、手や食器、調理台にも広がるおそれがあります。冷凍しても必ずしも菌がいなくなるわけではありません。生の肉を与える方法は、それだけでより安全とはいえず、手軽に取り入れられる標準的な方法でもありません。栄養素を適切に計算した食事計画に加え、衛生的な保管、調理、洗浄のための時間と場所も必要です。
ごほうびは1日分に含め、フードは少しずつ切り替える
甘いおやつや果物、乳製品は、ふだんのフェレットの食事には適しません。ごほうびには、予定している1日分のフードから少量を取り分けて使えます。そうすれば、予定量に上乗せせずにすみます。世話をする人が複数いる場合は、ごほうびに使う1日分をあらかじめ取り分け、全員で共有すると、与えた量を把握しやすくなります。
主食を替えるときは、少しずつ切り替えます。新しくフェレットを迎える際は、それまで食べていたフードの種類を確認しておきましょう。新しいフードを食べない子に、長く食事を与えず切り替えを迫ることは避けてください。与えた量、食べたかどうか、便の変化を記録しましょう。切り替えが難しいときは、新しい製品に次々替える前に動物病院に相談するとよいでしょう。
飲み水、フェレットが隠したフード、体の状態を確認する
新鮮な水は、いつでも飲めるようにしておきます。重くて倒れにくく、洗いやすい食器が便利です。給水ボトルを使う場合は、飲み口から水が出るか確かめましょう。水をよくこぼす子には、別の場所にも飲み水を用意しておくと役立ちます。食器を洗うときは、フェレットがフードを隠す場所も確認して掃除しましょう。少量の食べ残しでも、長い間気づかずに残ることがあります。
同じような条件で定期的に体重を量ると、1匹ずつの変化に気づきやすくなります。体重は季節によって変わることがあります。それでも、明らかな体重減少に食欲低下や衰弱が伴う場合は、早めに動物病院で診てもらってください。嘔吐、ひどくぐったりしている様子、物を飲み込んだ疑いがある場合は、すぐに動物病院へ連絡してください。最後に普段どおり食べた時刻と、気づいた変化を伝えると役立ちます。
よくある質問
フェレットには肉の切り身だけを与えてもよいですか?
肉の切り身だけでは、必要な栄養素がすべてそろった食事にはなりません。主食を手作りするなら、ミネラルやビタミンなども適切な量にする必要があります。そのためには、専門的な栄養相談が必要です。
主食用のフードにビタミンを追加する必要はありますか?
適した主食用のフードは、それだけで必要な栄養素をすべてとれるように作られています。ビタミンやほかの栄養補助食品は、必要性が確認された場合に、動物病院と相談して与えましょう。適切な食事計画なしに追加すると、栄養素のバランスが変わることがあります。
出典・写真クレジット
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- Management of FerretsMerck Veterinary Manual主食に適したフードを選ぶ · 手作りの主食は専門家と計画する
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- Get the facts: raw pet food dietsUS Food and Drug Administration手作りの主食は専門家と計画する
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- Ferret CareUC Davis School of Veterinary Medicineごほうびは1日分に含め、フードは少しずつ切り替える
写真の出典
写真: Mustela putorius furo profile.JPG · Aurélien Mora · CC BY-SA 4.0. 縦横比を保って縮小し、WebP形式に変換しました。写真の全体を残しています。



